一般記事
吉野土木 桜井吉野線トンネル照明LED化
2023.6.23 県吉野土木事務所
新鹿路トンネルを整備
LED照明153台を設置
奈良県吉野土木事務所は、「主要地方道桜井吉野線トンネル照明LED化」を予定している。
整備を予定しているのは、吉野町三津と桜井市鹿路をつなぐ「新鹿路トンネル」で、整備概要は、工事延長2466㍍、トンネル照明設備工153台。発注は第2四半期を予定しており、工期は約12ヵ月を見込んでいる。
「新鹿路トンネル」は、急な坂が続く旧道、旧鹿路トンネルのさらに下をくぐるかたちで、平成15年に開通した延長2466㍍、幅7.0㍍、高さ4.7㍍のトンネル。開通後20年と比較的新しいトンネルだが、開通当時はLED照明の技術が、道路照明に使用できる水準に達しておらず、高圧ナトリウム灯が使用されている。
現在、LED照明の技術が上がり、従来の高圧ナトリウム灯に比べて設置台数が少なくて済み、消費電力が少なく寿命が長いことから、国土交通省も道路インフラの省エネ化として使用を推進している。また、高圧ナトリウム灯は消耗品や灯体の生産が終了し、今後メンテナンスや補修に問題が生じる可能性が高く、維持が困難なこと等から。LED照明への切り替えが進んでおり、同事務所も、管内のトンネルのLED照明化を順次進めている。