山下真奈良県知事はさる１２日、定例記者会見で大和西大寺駅高架化・近鉄奈良線移設や大規模広域防災拠点の整備、大和平野中央田園都市構想など７３・５億円に上る令和５年度の予算執行を中止する、と公表した。就任当初から予算の査定を進めていたもので、将来を含めた事業費で４７３０億円を執行しないとした。
　４つのカテゴリーに分け、「５月８日付で執行の一旦停止を指示していた２０プロジェクト」のうち全部執行中止３プロジェクト、一部執行中止１２プロジェクトの計１５プロジェクト６８・１億円、「一旦停止をするか
どうか検討することと
していた５プロジェクト」のうち全部執行中止１プロジェクト、一部執行中止２プロジェクトの計３プロジェクト０・３億円、「執行方法について協議を要することとしていた２プロジェクト」のうち全部執行中止１プロジェクト、「それ以外の事業について費用対効果や代替手段等の観点から検証した」１０事業５・１億円を中止とした。詳細は後日掲載。