奈良県産業・観光・雇用振興部企業立地推進課は、経済産業省及び近畿経済産業局か、令和４年の「工場立地動向調査」の結果が発表されたことをうけ、奈良県における立地動向についてまとめた。
それによると工場立地件数は３３件となり前年速報値比２件増▽立地件数は全国９位（前年速報８位）、福井県を含む近畿７府県中２位（前年速報２位）▽１件当たりの平均敷地面積（研究所を除いた数値）は４６００平方㍍（前年速報値６４００平方㍍）、全国平均は１万３９００平方㍍▽業種別立地件数は「プラスチック製品」が９件、「金属製品」が５件、「化学工業」・「繊維」が各３件、「木材・木製品」・「飲料・たばこ・飼料」・「はん用機械器具」が各２件、「生産用機械器具」・「パルプ・紙・紙加工品」・「食料品」・「家具・装飾品」・「窯・土石製品」・「業務用機械器具」・「研究所」が各１件▽地域別では北和地域が１７件、南和地域が１６件。
工場立地による「雇用の場の創出」状況として令和５年３月現在で平成１９年～令和４年の企業立地４５７件に対して県独自の調査を実施し、企業立地４５７件のうち３４９件で調査結果が得られ、調査時点で３２６２人の雇用が創出されており、今後採用予定の２８５８人と合わせると、６１２０人（うち正社員は４７５３人）の雇用が見込まれる―としている。 問い合わせ先は企業誘致係（電話０７４２―２７―８８１３）。