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新所長 「優先順位を考えてしっかり準備」
2023.5.25 県土マネジメント部
これまで高田土木事務所への二度の配属と国土交通省以外は県庁勤め。地方公共団体では法律や制度は守るものという意識だが、2年間出向した国交省では「ニーズに合わせて変えればよい。新しい世界を切り開いていく姿勢」に感銘を受けた。
職員には「優先順位を考えて準備をしっかりする」ことと「ひとりで抱え込まず、先輩や上司に相談すれば、過去の類似事例や会話のなかに解決のヒントが見つかる」と話した。
道路事業では一般国道169号高取バイパスが事業終盤を迎え7年度全線供用へ「清水高架橋梁上部工事を推進する」とし、続く区間の御所高取バイパスは「道路・橋梁等の設計などを実施」し、また、桜井吉野線百市工区は南側0・42㌔㍍を今年度末に供用する。
三輪山線は桜井市と県が連携協定を締結してまちづくりを推進しており「令和2年度からJR踏切東側で着手、工事を展開する」、結崎田原本線は「用地の確保を進め、取得済箇所で工事を実施する」としている。道路の老朽化対策では「点検結果に基づき橋梁・トンネル等のメンテナンスを実施しています」。管内には一級河川が43河川。「河道改修を主体に、堆積土砂の除去等も進めていく」と頼もしい。
道路環境課で自転車関係に携わり「自由な発想で業務を行え、やりがいがあった」と振り返った。これまでの仕事で「『山より大きな猪は出ない』と感じ、どんな問題も冷静になれば、大抵のことは経験や周りの職員の知恵でどうにかなる」と前向きに取り組んでいる。
趣味は1日1万歩以上の散歩(耳成駅から歩いている)と県庁土木職でチームをつくって20年目になるソフトボール。昭和45年7月16日大和郡山市生の52歳。奥様と大学生の長女、高校生の次女と生駒市在住。
【略歴】平成5年神戸大学工学部土木工学科卒業、7年同大学院土木工学専攻修了して県入庁し都市計画課、10年高田土木事務所、13年技術管理課、17年監理課、20年国土交通省都市局街路交通施設課係長、22年道路・交通環境課係長、23年道路環境課係長、24年道路建設課係長、28年道路建設課課長補佐、31年高田土木事務所計画調整課課長、令和2年企画管理室主幹、5年現職。