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県砂防・災害対策課 流木災害発生ポテンシャル調査 基礎データを整備 一般競争入札6月1日に開札

2023.5.11 県土マネジメント部

 奈良県県土マネジメント部砂防・災害対策課は、令和5年度に県全域における流木災害発生ポテンシャルを把握し、土砂・洪水氾濫時に流出する流木の対策計画に必要な基礎データを整備、併せて土砂災害防止法基礎調査対象渓流における流木対策施設の優先度評価を行う。一般競争入札を6月1日に開札して業務を委託する。担当は砂防係(電話0742―27―7514)。
対象箇所は土砂・洪水氾濫対策検討業務渓流(既往業務)11流域、土砂・洪水氾濫抽出業務渓流47流域、土砂災害防止法基礎調査対象渓流3780渓流(砂防設備あり261渓流、砂防設備なし3519渓流)。業務内容は次の通り。
▽林相区分=県が保有する林班図及び森林簿を基に作成する。
▽谷次数区分=レーザ計測地形図を基に基礎調査渓流及び土砂・洪水氾濫流域ごとに。
▽侵食断面・幅の設定=計画流出土砂量・流木量を算出するため設定する。
▽流木発生危険箇所の抽出=山腹の流木発生危険箇所・渓流の流木発生箇所・流域内の流木発生箇所の抽出。
▽流出土砂・流木量の算出=①土砂・洪水氾濫対象流域における流出土砂・流木量の設定②土砂災害防止法基礎調査対象渓流における流出流木量の設定。
▽UAVレーザ計測範囲の検討=既設砂防堰堤100基が対象。
▽施設効果量の3次元モデル化=既設砂防堰堤100基程度を対象に3次元データ(3Dポリゴン)を作成する。
▽現況堆砂量の把握=計画捕捉量・現況堆砂量・堆砂率を算出する。
▽土砂災害防止法基礎調査対象渓流における流木対策施設の優先度評価=既設砂防設備を有する渓流と未整備渓流の優先度評価。
▽砂防設備管理方法の検討=別途業務で計測するUAVレーザ測量成果(3次元点群データ)及び施設効果量の3次元データ(3Dポリゴン)等の適切な管理方法と今後の活用方法を、3次元データを活用した既設砂防設備台帳のデジタル化や3次元管内図の構築など砂防DXを見据えて検討する。

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