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約238億円を投入 奈良県関連の直轄事業計画 大和北道路八条地区改良工事着手など
2023.5.11 近畿地方整備局
近畿地方整備局は、同局所管直轄事業の令和5年度事業計画をとりまとめた。うち奈良県関連分の負担基本額は河川関係68億4565万1000円(地方負担額19億7829万円)、道路関係169億1800万円(地方負担額45億9306万8000円)の計237億6365万1000円(地方負担額65億7135万8000円)。
河川関係では大和川で立野・藤井地区河道掘削、保田地区遊水地、紀伊山系の川原樋川床固工と冷水山腹工、道路関係では大和北道路(奈良北~奈良)で八条地区改良工事着手、大和北道路で八条地区ほか橋梁上下部工事、長殿道路で長殿地区1号トンネル工事着手などの主要工事を予定。
《▽事業名=①負担基本額②地方負担額③5年度事業内容》
【水管理・国土保全局関係】
▽紀の川河川改修=①2億9350万円②8413万6000円③二見地区で築堤60㍍等。
▽大和川河川改修=①23億7600万円②6億8112万円③立野・藤井地区で河道掘削2000立方㍍、神南地区で補償1式、窪田地区で補償1式と樋門新設1基(7年度完成予定)、保田地区で遊水地掘削1万2000立方㍍、周囲堤60㍍、越流堤50㍍、底盤工1万4000平方㍍(6年度完成予定)等。
▽大和川河川工作物関連応急対策事業=①5000万円②1433万3000円③不毛田樋門ゲート設備改善。
▽大和川水系総合水系環境整備事業=①7440万円②3720万円③自然再生(三郷町立野南地区)で瀬・淵の再生1ヵ所等、水辺整備(三郷町立野南地区)で河川管理用通路30㍍、階段整備1ヵ所等。
▽紀伊山系砂防事業=①37億9500万円②10億8790万円③川原樋川床固工群(7年度完成予定)、冷水山腹工(8年度完成予定)、北股川渓流保全工、長殿谷砂防堰堤群、栗平川砂防堰堤群、神納川砂防堰堤群、砂防設備設計、用地取得5㌶等。
▽木津川水系砂防事業=①2億5346万円②7265万8000円③三本松砂防堰堤(5年度完成予定)、大野砂防堰堤(7年度完成予定)、坂ノ下第3砂防堰堤(7年度完成予定)、坂ノ下第2砂防堰堤、谷出第7砂防堰堤、広瀬砂防堰堤、砂防設備設計、用地取得1㌶等。
▽亀の瀬地区地すべり対策事業=①329万1000円②94万3000円③鋼管杭工等。
【改築事業(幹線道路ネットワーク整備)】
▽大和北道路(奈良北~奈良)=①4億4500万円②1億1169万5000円③・調査設計、八条地区改良工事着手。
▽大和北道路=①29億4500万円②7億3919万5000円③調査設計、奈良市域・大和郡山市域用地取得、八条地区公共移設補償、八条地区改良工事、八条地区ほか橋梁上下部工事。
▽大和御所道路=①84億円②21億840万円③調査設計、用地国債再取得、小槻地区ほか公共移設補償、小槻地区ほか事業損失補償、土橋地区改良工事、出・勝目地区ほか橋梁上下部工事。
▽斑鳩バイパス=①5億円②1億4333万3000円③調査設計、興留・小吉田地区用地取得、小吉田地区改良工事。
▽清滝生駒道路=①17億4500万円②5億23万3000円③調査設計、北田原地区ほか用地取得、鹿畑地区移設補償、鹿畑東地区改良工事。
▽香芝柏原改良=①1億2000万円②3440万円③調査設計、田尻地区ほか用地取得、取得用地管理工事。
▽大和高田バイパス=①5000万円②1433万3000円③調査設計、太田地区ほか用地取得、取得用地管理工事。
▽十津川道路(Ⅱ期)=①6000万円②1720万円③調査設計、猿飼地区用地取得。
▽五條新宮道路(風屋川津・宇宮原工区)=①3億2000万円②9173万3000円③調査設計、風屋地区用地取得、川津地区1号橋下部工事。
▽長殿道路=①8億2000万円②2億3506万6000円③調査設計、長殿地区用地取得、長殿地区改良工事、長殿地区1号橋下部工事、長殿地区1号トンネル工事着手。
【改築事業(防災対策等)】
▽名阪道路=①2000万円②573万3000円③調査設計。
▽伯母峯峠道路=①2億円②5733万3000円③調査設計、伯母谷地区用地取得、西原地区改良工事。
【交通安全事業(Ⅰ種)】
▽国道24号=①3億5200万円(橿原地区歩道拡幅6000万円、五條本町地区歩道設置4700万円、五條本町地区歩道設置4工区2億4500万円)②1億1733万3000円③調査設計、工事。
▽国道25号(今国府交差点改良)=①600万円②200万円③調査設計。
▽国道163号(高山地区歩道整備)=①500万円②166万6000円③調査設計、用地買収等。
▽国道165号=①2億1900万円(下田地区歩道整備8100万円、五位堂地区歩道整備3000万円、磐築地区歩道整備1億500万円、大東地区歩道整備300万円)②7300万円③下田地区は調査設計・用地買収等、五位堂地区と大東地区は調査設計・工事、磐築地区は調査設計・用地買収等・工事。
【交通安全事業(Ⅱ種)】
▽国道24号、国道25号、国道163号、国道165号=①2億8000万円②1億4000万円③防護柵、道路標識、区画線、情報収集機器(CCTV)、簡易パーキング(道の駅「針T・R・S」)。
【電線共同溝事業】
▽国道24号=①3億7700万円(奈良バイパス電線共同溝3億4700万円、五條電線共同溝3000万円)②1億7530万5000円③奈良バイパスは調査設計・支障物移設・本体工事(引込連系管路工事等含む)、五條は調査設計。
▽国道25号=①5400万円(筒井電線共同溝2000万円、小泉電線共同溝3400万円)②2511万円③筒井は調査設計、小泉は調査設計・支障物移設。
また、奈良市関連分の令和5年度事業計画をまとめた。市道登美ヶ丘中町線鶴舞橋の修繕事業(代行事業)で、負担基本額2000万円、地方負担額900万円。5年度は調査設計を行う。