一般記事
新所長 「働きやすい職場環境へ」
2023.5.11 県土マネジメント部
一人では解決しないことが多く「チームワークで困難な業務に臨んでほしい。働きやすい職場環境へ、より風通しのよい職場風土の醸成を図りたい」とし、職員の変化に目を向けた声かけなどが大切。
道路事業では都市計画道路城廻り線のアンダーパス化で近鉄直下部分が昨年度に完成し「引き続き地下・掘割区間を進めるため、今年度は道路の切回しを行う。国道168号小平尾バイパスや椿井王寺線の道路改良等を進捗」させることにしており、段階的な供用も視野に入れる。
河川事業は富雄川・地蔵院川・竜田川が主要事業で「地域の水害に対する安全・安心を確保するため事業を進める」と力強い。昨年度から本格着手した三代川は南側から順に工事を展開する。
土木事務所は高田と郡山、前職の宇陀を経験。県庁勤務が長く、道路・交通環境課係長時代に県自転車利用促進計画や県安心歩行空間整備方針の計画策定作業に立て続けに携わり、連日夜遅くまで仕事をしていた。「この生活がいつまで続くのだろうと思っていたが、今となってはその経験が大きく役立っている」と、あの時の苦労がバイブルになっているそうだ。
若い職員には「苦労はいつかするものだと思い、失敗から学ぶものも少なくないのですから、失敗を恐れず一所懸命に取り組んでほしい」と話す。
高校まで野球に熱中し、息子に付き合って野球を教え、今も「努力に勝る天才なし」の言葉を胸に秘めて子供たちを相手にコーチをしている。奥様と長女・長男の家族構成で、社会人となった娘さんが独立、木津川市の高の原で3人暮らし。酒は嗜む程度だとか。昭和42年2月15日大阪府柏原市生まれの56歳。小学校から三郷町へ。
【略歴】平成元年大阪工業大学工学部土木工学科卒、民間企業を経て6年県庁へ入庁し土木部河川課配属、9年高田土木事務所、12年郡山土木事務所、16年土木部砂防課、20年郡山土木事務所、22年土木部道路・交通環境課係長、25年県土マネジメント部道路環境課課長補佐、27年同部技術管理課課長補佐、30年まちづくり推進局建築安全推進課主幹、令和2年県土マネジメント部道路建設課主幹、3年宇陀土木事務所長、5年現職。