一般記事
郡山土木 竜田川矢板護岸工事
2023.5.1 県郡山土木事務所
傷んだ護岸を暫定的に整備
第2四半期の発注を予定
奈良県郡山土木事務所は、今年度「竜田川矢板護岸工事」を予定しており生駒市小瀬町の近鉄生駒線南生駒駅付近の竜田川の護岸を整備する。小瀬橋から新小瀬橋間の左岸の傷んだ護岸を、矢板護岸を整備して保護するもので、本格的な護岸整備を行うまでの暫定的な処置となる。
今年度は全体の約半分を整備する意向で、整備概要、工事延長103㍍、矢板護岸114枚。現在小瀬橋付近から北へ整備を進める方向で検討されている。
出水期開けの着工を目指し、第2四半期の発注を予定しており、工期は約8カ月を見込んでいる。
整備の予定範囲はは、小瀬工区の一部として竜田川河川改修事業の整備計画の対象となっており、現在、小平尾バイパスの整備と連携し、用地確保を進めるなど、積極的に整備を推進している工区の一つで、河道の拡幅及び河床掘削、護岸改修、井堰整備など継続的に進めている。
竜田川は、生駒山地の東側を南流する一級河川で、近年の宅地開発等の市街化によって、河川流量の増加し、河道の安全度が低下しており、平成4年8月、平成11年8月、平成12年7月、平成28年6月の豪雨等により水害に見舞われており、今回工事の発注が予定されている南生駒駅周辺も、平成28年6月の大雨で浸水被害(床上1件、床下4件浸水)が発生している。県は、河川改修により流下能力を向上させ、沿川住民の浸水被害に対するリスクを低減し、浸水常襲地域の解消を目指すとして整備事業を推進している。