平群町吉新で街渠・排水構造物工を予定
間もなく発注へ

　奈良県郡山土木事務所は、「国道１６８号道路改良工事」発注に向け準備を進めている。
　同工事は、平群町吉新、国道１６８号の旧道で道路改良を行うもので、すでに整備が終わっている吉新交差点付近より南の区画で行われる。工事概要は、街渠工、排水構造物工で、間もなく発注される見込み。
　同路線は、上庄バイパス開通以前には、生駒と斑鳩をつなぐメインの幹線として利用されていたが、竜田川に沿った谷間を走るため、狭隘な箇所が多く、急カーブ・クランク形状の線形不良や歩道未整備の区間が有ることなど、安全性が低く、また、併走する近鉄生駒線と、短い区間で何度も交差するため踏切による交通遮断などで通勤時間帯に慢性的に渋滞が発生するなど、多くの問題を抱えていた。そのため、「上庄バイパス（昭和４８年度事業化、平成２６年全線開通）」が整備されて、幹線の役割はそちらへ移ったが、沿線には住宅地も多く、生活道路として活用されている。