一般記事
中和土木 畝傍駅前通り街路改良工事
2023.4.13 県中和土木事務所
電線共同溝80㍍を整備へ
拡幅部は着工に向け調査へ
奈良県中和土木事務所は、都市計画道路「畝傍駅前通り線」整備事業において、畝傍駅前の延長80㍍で、電線共同溝設置工事に向け準備を進めている。
同工事は、橿原市八木町、畝傍駅前通り線の南側で、これまでに供用された西側の区間に続き、東に延長する形で電線共同溝の設置を行うもの。
工事概要は、工事延長80㍍、電線共同溝工80㍍。第3四半期の発注を予定している。
同事業は、「畝傍駅前通り線」郵便局前交差点からJR畝傍駅東側交差点までの約370㍍を整備するもの。古くから栄えていた地域で、その中を抜ける路線であるため、広域幹線道路として位置付けられている国道165号の一部区間を成し、国道24号に接続する幹線であるにもかかわらず、現在の車輌通行などを考慮した基準からすれば狭隘な道路である。また、周辺には、市役所、法務局及び畝傍高校等の公共施設や、歴史的な町並み環境の維持保全に努める地域と位置づけられるエリア。安全性の向上、地域内交通の円滑化とともに、歩行空間のバリアフリー化、良好な景観の形成が求められる路線でもある。そのため、幅員5~7㍍の現道を、両サイドに3㍍の歩道を設けた2車線、幅員16㍍まで拡幅するとともに、防災機能の向上の意味合いも含め、電線共同溝工を設置し無電柱化を行う。平成22年度に事業化。現在までに西側の郵便局前交差点からJR畝傍駅前までを供用している。
同事務所は、引き続き事業を推進しており、同工事の施工箇所と道を挟んだ北側では、現道を拡幅するための用地買収と、既存の建物の撤去は終了、着工に向けボーリングなどの調査を予定している。また、東側の未着手区間においても、残用地の買収を重点的に進めるなど事業進捗を図り、早期の事業完了を目指し事業を推進していく方針だ。