一般記事

奈良土木 天理環状線九条バイパス

2023.3.31 県奈良土木事務所

5年度 擁壁工延長310㍍を整備
今年度用地取得
河川の付け替えを予定

 奈良県奈良土木事務所は、都市計画道路である田櫟本線と天理橘線を結ぶ形で新たに「天理環状線九条バイパス」の整備を進めており、今年度は、昨年度末から工期変更となった擁壁工事(工事延長100㍍、プレキャストL型擁壁工94㍍、㍍、工事用道路1式)と、擁壁工事(工事延長210㍍、プレキャストL型擁壁工284㍍、工事用道路)の2ヶ工区の整備を進める予定で、現在調整を進めている。また、天理橘線との接続部付近で、布留川の南流に架橋するため河川の北側への付け替えを予定しており、今年度にそれに関連する用地の取得を行い、周辺工事に入る予定で計画を推進している。
 同事務所は、北部の未取得の用地の確保も進めてゆく方針で、同路線の早期開通を目指している。
 県は、将来交通量の減少を踏まえ、天理橘線を4車線の広域幹線道路として整備する必要性がないとして、大和都市計画道路を変更、未着手となっていた長柄運動公園以北の天理橘線を廃止したが、それに代わり国道169号、国道24号の機能を補完する南北軸の強化を目的として、既に完成している田櫟本線と長柄運動公園以南の天理橘線既設部をつなぐ「天理環状線九条バイパス」を新たに県市連携道路として事業化した。
 同路線の整備により、南北軸の強化の他、幅員の狭い天理環状線やその周辺の生活道路での慢性的な渋滞の解消、それによる通学路及び生活道路の安全確保、また、天理消防署から天理市南部への到着時間の大幅な短縮な どが期待されている。

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