一般記事
高田土木 広瀬川の河川改修
2023.3.30 県高田土木事務所
総延長4キロ
広陵町大場~百済間
今年度以降上流へ整備を促進する予定
奈良県高田土木事務所は、広瀬川の河川改修事業を進めている。
一級河川大和川水系広瀬川は、曽我川と葛城川に挟まれた田園地帯を流れる河川で、広陵町大場地内は葛城川の背水区間で、かつ川幅が狭小なことから、浸水被害が頻繁に発生している。
同事務所では、大和川水系河川整備計画に基づき、当該流域における概ね10年に一度の確率で発生する大雨による洪水を安全に流下させること等を目的に、広陵町大場~広陵町百済の延長約4000㍍において河川改修を行う計画で、平成27年度に、最下流部の逆流防止樋門の拡幅工事に着手。現在、広陵町大場、葛城川合流点より約100㍍上流の地点から大和郡山広陵線付近までの延長71㍍において、主に河道拡幅を目的とした「広瀬川護岸工事第14―1号」(工事延長71㍍、コンクリートブロック積工504平方㍍、矢板護岸工11㍍)を進めている。
同事務所は、さらに上流に向け整備を進めてゆく方針で、国管理区間の計画との整合を図るとともに、施工予定地の西側で広陵町が行っている「広瀬川調整池整備工事」とも調整を図りながら準備を進めている。