一般記事

田原本町 旧県水資材置場雨水貯留施設整備工事

2023.3.20 田原本町

平成緊急内水対策重点事業
施工は仲谷組

 田原本町(まちづくり建設課)が進めていた旧県水資材置場雨水貯留施設整備工事が間もなく完了する。
 同町では、内水氾濫による浸水被害の解消に向けて、貯留施設等の整備を行っており、同施設は「奈良県平成緊急内水対策重点事業」田原本町阪手南地区として阪手新池(4000立方㍍)、社会福祉協議会駐車場等(5000立方㍍).供用済.と共に整備を推進している。
 令和3年度に第一期工事(工事概要:土工4665立方㍍、土留工250㍍、防護施設264㍍、施工:北林組)が着工。昨年の3月末に完了し、引き続き第2期工事を、仲谷組の施工で進めていた。
 工事概要は、土工6899立方㍍、地盤改良工3260平方㍍、コンクリートブロック積工1000平方㍍、側溝工223㍍、池床コンクリート工2054平方㍍。3月14日時点で、現場での施工は終了しており、検査を待っている状態となっている。
 同施設は、現在進めている「ポンプ等設置工事」(工事概要:排水ポンプ工2台、扉体工1ヵ所、戸当り工1ヵ所、配管・配線工、施工:第一テクノ)が完成する来年度に、供用を開始する予定。
 同施設の完成で3800立方㍍の貯留量が確保され、すでに供用している「社会福祉協議会駐車場等」と合わせ、25㍍プール23面程度となる。
 同町は、同施設に隣接する阪手新池に雨水貯留機能を持たせる「阪手新池雨水貯留施設整備工事」も進めており、田原本町阪手南地区として1万2800立方㍍の貯留量が見込まれ、地域の保水能力を高め、防災・減災力を強化するとともに、大和川治水への寄与が期待される。

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