一般記事

県広域消防組合 大淀消防署庁舎棟建替工事

2023.3.10 県広域消防組合

令和7 年度内の完成目指す
基本・実施設計は礎建築事務所

 奈良県広域消防組合は、大淀消防署の庁舎棟建替に向け、設計業務を進めている。
 大淀町を管轄する大淀消防署は、平成15年に国道165号土田交差点東側の旧大淀町役場庁舎へ移転、新たに建てられた車庫を兼ねた通信棟と併用する形で業務を行っていたが、旧町役場庁舎の建設が、昭和41年と古く、老朽化と現在の耐震基準を満たしていないことなどから、令和2年度末で業務を敷地内に建てた仮庁舎に移している。
 同組合は、旧町役場庁舎を撤去し、新たに新庁舎を建設することを決め、昨年7月に「大淀消防署庁舎棟建替工事基本・実施設計業務」を公告、8月に礎建築事務所が受注した。今年度中に基本設計を進め、来年度に実施設計業務、6年度より旧町役場庁舎の除却、新庁舎の建設と進む予定で、7年度内の完成を目指している。また、工事の公告は6年度に入って早々に行う見込みとなっている。
 現在、除却・建設に伴う調査が進められており、3月3日時点では旧町役場庁舎南東側でボーリング調査を行っている。
 新庁舎完成後は、現在五條消防署に配置転換されている南部方面隊も戻され、吉野川水系の水難・山岳救助も担う拠点消防署として運用される。

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