防災機能を備える公園へ
施工は中川組

　王寺町文化交流課は、泉の広場防災公園整備工事（第１期）の着工に向け準備を進めている。
　同町は、大和都市計画道路３・４・７１１号元町畠田線の道路計画の見直しに伴い、泉の広場公園（同町本町４丁目６４５番１外）
の区域の一部を同道路敷地とする都市計画変更の手続きとともに、都市公園区域の変更を行い、再整備を行っている。
　当初の公園計画から約４０年が経過し、公園の担う役割が大きく変わってきたことなどから、公園区域の変更に伴い、公園内の施設を全て撤去し、防災機能を備えた都市公園施設へ転換する。
　現在、テニスコートなどの一部の施設を除き、プールや、体育館など、設備は撤去され、平成３１年に、公園の中心となる施設で、地域の防災及び生涯学習の拠点として、王寺町防災コミュニティセンター「いずみスクエア」がオープンしている。
　工事は、以前プールがあった「いずみスクエア」の西側の広場を「かまどベンチ」や「太陽光ＬＥＤ」などを設置し防災機能を持たせた園地に、東側は、駐車場へ整備する。
　工事概要は基盤整備（敷地造成工、法面工、擁壁工、構造物撤去工）、植栽、施設整備（給水設備工、雨水排水設備工、汚水排水設備工、電気設備工、園路広場整備工、修景施設整備工、遊具施設整備工、サービス施設整備工、管理施設整備工、建築施設組立設置工）、仮設工。設計はオオバ、施工を中川組が担当し、６年３月下旬の完成を目指している。
　同町は、同工事に引引き続き、第２期の工事として一部が元町畠田線の敷地に転用される南側の整備を行う計画で、テニスコートなどを撤去し、ヘリポートなどの設置を予定している。