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県と大和高田市 県有財産活用検討で協定 県産業会館への市立病院移転
2023.1.31 大和高田市
奈良県及び大和高田市は、大和高田市立病院の「奈良県と大和高田市とのまちづくりに関する包括協定書」に定める近鉄大和高田駅・JR高田駅周辺地区への移転整備における県有財産の活用の検討に関して協定を1月25日に締結した。
大和高田市立病院は、中和地区の地域医療の中核病院として役割を果たし、昭和45年に移転開設後50年以上が経過する現病院の移転建替をめざしている。堀内大造市長は、昨年12月議会において県産業会館を市立病院の移転先の最有力候補地とすることを表明した。この実現に向けた協議を進めるのに先立ち協定を結んだもの。
包括協定を締結した目的を、大和高田市が検討している市立病院の当該地区への移転整備において県有財産(奈良県産業会館)を活用することについて県及び大和高田市が連携・協力して検討することとして①産業会館を活用した市立病院の移転整備に関する調査及び検討②産業会館の機能移転等に関する調査及び検討③前各号を踏まえた当該地区のまちづくり基本構想の検討及び策定④その他携・協力による検討が必要と認められること―に取り組む。
県は産業会館の大和高田市への譲渡及び産業会館の機能移転等に関する調査・検討、当該地区のまちづくりに資する大和高田市の取組みへの支援、大和高田市は市立病院の移転整備に関する調査・検討、市立病院の移転整備に関する地元合意形成、産業会館の機能移転等に関する県の調査・検討への協力、当該地区のまちづくり基本構想のとりまとめの役割を担う。