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紀伊山系 2月3日まで参加受付 土砂水文流出解析など4件

2023.1.27 近畿地方整備局

 近畿地方整備局紀伊山系砂防事務所は、「紀伊山系土砂水文流出解析業務」「木津川水系土砂動態検証業務」「紀伊山系天然ダム氾濫予測等危険度解析業務」「紀伊山地における流砂水文観測調査業務」に簡易公募型プロポーザルを適用して1月24日に公示した。いずれも説明書等は2月3日正午まで交付する。申込先及び交付場所は奈良国道事務所内の総務事務センター奈良・三重分室(電話0742―88―7830)。業務場所は五條市。
 紀伊山系土砂水文流出解析業務と木津川水系土砂動態検証業務の参加資格は単体企業、同一の組合また同一の設計共同体のいずれかで、近畿地方整備局(港湾空港関係を除く)における令和3・4年度土木関係建設コンサルタント業務に係る一般競争(指名競争)参加資格の認定を受けていること―など。参加表明書を2月3日まで、技術提案書を2月24日正午まで受け付ける。
 【紀伊山系土砂水文流出解析業務】
 業務は、紀伊山系直轄砂防事業で対象としている土砂・洪水氾濫について、降雨量と被害想定の関係を検証し、気候変動に伴う降雨量の増大を踏まえた費用対効果の分析を行うことにより、今後の事業計画を検討するうえでの基礎資料を作成するもの。
主な業務内容は①計画準備1式②資料収集・整理1式③気候変動を踏まえた被害想定1式④関係機関協議1式⑤総合検討1式⑥報告書作成1式。委託期間6年1月31日。
 【木津川水系土砂動態検証業務】
 業務は、木津川水系直轄砂防事業で対象としている土砂・洪水氾濫について、砂防基準点から名張川3ダム(比奈知ダム、青蓮寺ダム、室生ダム)までの流域を対象に河道条件を変えた複数のケースで河床変動計算及び氾濫計算を実施するとともに、河川整備計画に基づく河道条件下での費用対効果の分析を行うことにより、今後の事業計画を検討する上での基礎資料を作成するもの。
主な業務内容は①計画準備1式②資料収集・整理1式③河床変動計算の実施1式④費用対効果の算出1式⑤既往施設配置計画の検証1式⑥関係機関協議1式⑦総合検討1式⑧報告書作成1式 。委託期間12月15日。
 また、紀伊山系天然ダム氾濫予測等危険度解析業務と紀伊山地における流砂水文観測調査業務の参加資格は単体企業、同一の組合また同一の設計共同体のいずれかで、近畿地方整備局(港湾空港関係を除く)における令和5・6年度一般競争(指名競争)参加資格の定期受付の受付期間中において希望業種を土木関係建設コンサルタント業務として申請していること―など。参加表明書を2月3日正午まで、技術提案書を2月24日正午まで受け付ける。委託期間6年3月31日。
 【紀伊山系天然ダム氾濫予測等危険度解析業務】
 業務は、紀伊山地において平成23年の台風第12号により発生した天然ダムのうち、過年度より水文観測を実施している3地区の既存の観測機器の維持管理・観測データ整理を行い、水収支を把握し、水位予測計算プログラムを運用して降雨時の湛水池水位変動による天然ダムの崩壊危険度を判断するための基礎資料を作成することを目的とする。
主な業務内容は①計画準備1式②観測機器の維持管理1式③観測データの整理及び解析1式④降雨状況通知システムの運用保守及び長殿降雨・水位システムの組込み1式⑤報告書作成1式。
 【紀伊山地における流砂水文観測調査業務】
 業務は、紀伊山系砂防事務所管内において流砂水文観測、河床変動調査を実施し、中長期的な土砂動態を把握したうえで、観測結果に基づく事業計画のあり方について検討するとともに、災害対応を含む事業計画に資する大規模土砂生産イベント直後からの流砂水文観測を実施する際の手法や留意事項を検討する。また、流砂水文観測結果を活用した警戒避難体制構築について、土砂移動検知及び報知の手法検討を行うことで、砂防分野における今後の流域監視に資する資料の作成を目的とする。
主な業務内容は①計画準備1式②資料収集・整理1式③流砂水文観測1式④紀伊山地の流域特性を踏まえた土砂動態の調査検討1式⑤総合検討1式⑥報告書作成1式。

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