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中和公園 3489㍍対象に設計 馬見丘陵公園園路舗装改修計画 一般競争1月25日開札
2023.1.17 県地域デザイン推進局
奈良県中和公園事務所は、損傷している舗装の改修検討区間(延長3489㍍)を対象に詳細設計を実施することにしており、一般競争入札「馬見丘陵公園園路舗装改修詳細設計業務委託(補助都市計画公園事業(防災・安全交付金))第112―委2号」を1月25日に開札して業務を委託する。業務場所は河合町佐味田他。業務内容は園路舗装改修詳細設計1式。委託期間5月31日。予定価格1380万5000円込、最低制限価格1108万8000円込。
馬見丘陵公園は、県中西部に位置する面積約56・2㌶の県営都市公園(種別は広域公園)で、平成3年に10㌶で当初開園した後、順次整備・追加供用を行い、24年10月に全面開園した。5世紀頃に築造された馬見古墳群の一部を成すさまざまな古墳を園内に有した歴史的環境と、丘陵の樹林地と溜池等の自然的環境を保全・活用した広域レクリエーション拠点として、県内外から年間約110万人が散策等に訪れる人気の公園となっている。
しかし、公園の供用開始から時間が経過し、一部の公園施設では老朽化等の課題があり、公園利用者のサービス水準が低下している状況にある。この業務は、公園において特に損傷が進んでいる舗装改修検討区間(延長3489㍍)の既設園路の改修工事を行うに際して、現状の舗装状況を把握したうえで舗装改修工法を検討し、工事費の積算及び工事の施工に必要となる設計図書の作成を行うことを目的としている。打ち合わせは業務着手時・中間2回・業務完了時の計4回行う。業務内容は次の通り。
【設計計画】
業務実施に当たって目的・趣旨を把握したうえで実施方針と業務工程・組織計画・打ち合わせ計画など各種必要な計画を立案し、業務計画書を作成する。
【現地調査・現況舗装状況の確認】
当該計画地及びその周辺の地形と既設舗装の工法を把握し、区間ごとに代表的な地点3点程度で既設舗装敷設幅の計測を行い、園路形態と既存樹木(枝と根の張出し)の状況と施工車両の通行条件及び施工中の仮設通路設定等を念頭に現地を調査・整理する。
【比較検討・舗装構成の決定】
既設園路の舗装材サンプルと施工箇所図面及び現地写真等の資料により、施工会社に園路に使用されている舗装材仕様を聴取確認したうえで補修工法と舗装材を選定・決定する。
【施工計画・出来形・管理項目の決定】
選定・決定した舗装材仕様に関する施工計画・品質管理方法・出来形管理方法について整理する。
施工計画については、植栽(枝と根の張出し)や工作物の保全及び資材搬入位置が限定されているなど、公園特有の現場条件を考慮して検討する。また、工事中は歩行者が安全に迂回できるルートを確保するため、ステップ図を作成し、交通誘導員の配置計画を検討する。
【実施設計図の作成】
調査職員と協議のなかで決定した内容で工事を実施するために必要な各図面と計算書・仕様書等をまとめる。
【数量計算】
設計書作成のために必要な数量総括表と数量計算書の作成を行う。設計図面に基づき施工数量・材料数量・撤去数量を土木工事数量算出要領(案)により算出する。各工種の並びについては国土交通省の公園緑地工事工種体系に基づく区分により作成する。
【概算工事費の算出】
材料単価・施工歩掛の金額根拠を明示したうえで概算工事費を算出する。なお、見積徴収等を行う場合は見積条件を整理・添付する。
【照査】
①基礎情報や敷地情報の把握と設計計画の適正照査②設計方法や設計手法の妥当性の照査③成果品の内容の適正照査―を行う。
【報告書作成】
業務の成果をとりまとめ報告書を作成する。