一般記事

中和土木 飛鳥川(上流)護岸工事

2022.11.18 県中和土木事務所

施工は平松建設が担当
自然景観等に配慮し施工

 奈良県中和土木事務所は、飛鳥川(上流)護岸工事を進めている。
 飛鳥川は、奈良県中西部を流れる流路延長約22㌔㍍、流域面積約44平方㌔㍍の一級河川で、川西町内で大和川に合流する。上流には歴史的文化的遺産が多数存在し、古くから人々に親しまれており、万葉集などに多く詠まれるなど文化並びに歴史的風土の形成に大きな役割を果たしてきた。流域では、近年宅地化が進展しており、雨水の流出が増加し、浸水被害の危険性が高まっており、平成19年、平成20年、平成29年に発生した洪水において、浸水被害が発生しており、治水対策が急がれている。
 同事務所は、「概ね10年に1回程度の確率で発生する洪水を安全に流下させる」として、大和川水系河川整備計画に基づき河川改修を推進している。
 同工事は、飛鳥川上流部、明日香村栢森において、護岸の改修を行うもの。工事概要は、工事延長29㍍、自然石固着金網96平方㍍、アンカー式空石積130平方㍍、施工は平松建設が担当している。
 同地区においては、「奥明日香の風土にふさわしい水辺空間の保全創出、生態系に配慮した「神奈備の郷川づくり計画」に基づき、洪水調節効果を有する河道改修を行う」として、自然景観等に配慮し、計画流量に対し、河川の断面が不足する箇所について、基本的に河床や川幅を変えず、必要最小限の整備を行う計画で、令和6年度を目標に、護岸、遊歩道(管理用道路)、橋梁や環境整備

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