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大和川河川 維持管理DX化手法とりまとめ 河川財団・パスコJVで 施設管理の効率化・高度化へ

2022.11.18 近畿地方整備局

 近畿地方整備局大和川河川事務所は、「大和川維持管理DX化手法とりまとめ業務」の簡易公募型プロポーザルについて、河川財団・パスコ設計JV(東京都中央区日本橋小伝馬町)と4948万9000円込(予定価格と同額)で契約を締結して委託し、業務を進めている。
 業務は、建設労働者の減少が見込まれるうえ、激甚化する災害に対する防災・減災対策と老朽化する河川管理施設の維持管理などの課題があるなかで、大和川の河川管理施設における維持管理の効率化・高度化を図るため維持管理手法のDXについてとりまとめることが目的。また、大和川河川事務所管内の2水門・樋門について3次元施設管理台帳を作成するもの。
主な業務内容は▽計画準備▽河川管理施設の効率的な維持管理手法とりまとめ=①河川管理施設における維持管理の課題点の抽出②河川管理施設における維持管理のDXのとりまとめ③河川維持管理におけるDXの具体的な導入手法及び手順の検討④3次元施設管理台帳の検討▽河川巡視における河道維持管理手法のとりまとめ=①河川巡視における河道管理の現状と課題の整理②状態把握手法の整理③対策立案方法の整理④具体手法の適用の整理⑤マニュアル(案)の作成▽3次元河川管理施設台帳のとりまとめ▽報告書作成。委託期間5年2月28日。
 技術提案書の提出希望者を公募したところ、申請期間内に35者から入札説明書等のダウンロード等がなされ、3者から参加表明書の提出があり、参加資格を有するその3者を技術提案書の提出者として選定し、提出された参加表明書及び技術提案書を評価した結果、河川財団・パスコ設計JVの提案が他者に比べて総合的に優れており、適切な提案と認められたためを契約の相手方としたもの。

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