一般記事
県文化資源活用課 県立民俗博物館旧臼井家耐震対策工事
2022.10.21 県文化・教育・くらし創造部
施工は椋本工務店
歴史的建造物の耐震化
奈良県文化資源活用課は、「県立民俗博物館旧臼井家耐震対策工事」を進めている。
旧臼井家住宅は、18世紀前期頃の建築と推定される町家。主屋は桁行18㍍、梁間7㍍、切妻造の茅葺で、表裏側に庇をつけ、本瓦で葺かれている。全体の外観は農家風ながら、町家的な要素も併せ持つ、奈良県にしばしばみられる形式の住宅。主屋と内蔵の2棟が、国の重要文化財に指定されており、所在していた高取町上土佐から、昭和51年に県立民俗博物館に移築されている。
令和2年度の耐震診断で、柱の折損などの可能性があり、補強が必要と診断されたため、今年の7月下旬から公開を中止し、一部の土壁を補強壁などに入れ替え、添え柱を取り付けるなどの本格的な耐震化工事を行っている。施工は椋本工務店が担当し、12月下旬の完成の予定。