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新キャンパス新築工事(建築) 大日本・森下・ピーエスJVへ 落札金額96億8500万円 電気設備はきんでん・松田・和田JV 機械設備は菱和・精研・松田・吉田JV

2022.10.11 県立医科大学

 奈良県立医科大学は、「奈良県立医科大学新キャンパス新築工事(建築工事)工第04―4号」の総合評価落札方式一般競争入札(WTO対象)を9月27日に開札、大日本土木・森下組・ピーエス三菱JVが96億8500万円(評価値15・07)で落札した。入札書比較価格98億3001万円。他の参加者は奥村・森本・松塚・中和JV、熊谷・渋谷JV。
また、9月28日に開札した設備工事2件の総合評価落札方式一般競争入札は▼奈良県立医科大学新キャンパス新築工事(電気設備工事)工第04―5号=きんでん・松田電気工業・和田エンジニアリングJVが12億7189万円(評価値91・98)で落札した。入札書比較価格13億8249万円。参加者はきんでん・松田電気工業・和田エンジニアリングJVのみ▼奈良県立医科大学新キャンパス新築工事(機械設備工事)工第04―6号=菱和・精研・松田・吉田JVが19億7050万円(評価値55・55)で落札した。入札書比較価格19億7052万円。参加者は菱和・精研・松田・吉田JVのみ。
工事場所は橿原市四条町。建物規模は【主要棟】講堂図書棟RC造一部S造3階建7065平方㍍、講義棟RC造3階建9213平方㍍、実習研究棟RC造3階建9315平方㍍、体育施設棟RC造一部S造3階建4289平方㍍【付属棟】回廊S造平屋建631平方㍍、渡り廊下S造平屋建38平方㍍、廃棄物保管庫棟RC造平屋建43平方㍍。設計は松田平田設計が担当。工期6年9月30日(予定)。
 県は、4年度当初予算に医大・周辺まちづくりプロジェクト推進事業として70億1304万8000円を計上。県立医科大学の教育・研究部門の移転及び附属病院の機能充実では造成工事及び建築工事(先行整備分)と新キャンパス継続整備及び新外来棟等整備機能検討ほか、附属病院周辺のまちづくりでは施設配置計画と事業手法の検討ほかを行うとしている。
施設の老朽化・狭隘化に対応するため、約1㌔㍍南西に位置する新キャンパス(橿原市四条町88〈旧奈良県農業研究開発センター〉、周辺の用地を取得して敷地面積約12万8000平方㍍。東京ドーム約2・7個分)に、教育・研究部門を全面移転する計画を進めている。桜川以西の敷地A約9万3500平方㍍、敷地B約3500平方㍍、桜川以東の敷地C約9500平方㍍、敷地D約300平方㍍。南側のアクセス道路は橿原市が東側を整備済。
 2期に分けて整備することとし、敷地北側に配置する看護学科・医学科「教養部門」を先行させ、講義棟や実習棟など主要4棟を6年度中に完成させる方向性を固めている。建設工期として4年度~6年度を見込んでいる。継続整備となるのは研究棟1と2、総合研究棟、交流施設、事務局棟、エネルギーセンター、外構。先行整備部分の新築工事には今年度内に着工し、6年度中に竣工するスケジュール。   (吹上)

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