戸賀トンネル終了を受け着手
施工は隆伸が担当

　奈良県吉野土木事務所は、他工事との調整で延期されていた大迫トンネルの補修工事に８月中旬から取りかかる。
　同工事は、国道１６９号大迫トンネル（川上村大迫）が、法定点検で早期に措置が必要とされたことを受け行われるもので、当初３月末の工期で予定されていたが、国道１６９号が、川上村から下北山村間の南北結ぶ幹線として代替する路線がなく、夜間の時間帯による通行止めを伴う交通規制をして行わなければならないこと、同じ区間にある戸賀トンネルが同時期に、同様の条件で補修が予定されていたことなどから、両トンネルに挟まれた区間の孤立を避けるため、工期を調整し、延期されていた。
　同事務所は、戸賀トンネル内の工事が終了し、８月４日付で規制が解除されたことを受け、本格的に工事に着手する。工事概要は２３９．６㍍、ひび割れ注入工１０７㍍、ＦＲＰメッシュ工４８平方㍍、断面補修工１７平方㍍、導水樋工６㍍、裏込め注入工４５立方㍍。設計は八千代エンジニヤリングが、施工を隆伸が担当する。
　８月２２日から９月３０日の間は夜間時間規制通行止め工事となる予定で、通行止め時間は、１回目：２２～２４時、２回目：０時３０分～２時３０分、３回目：３時～５時、のそれぞれ１２０分間行われ、３０分開放時は、片側交互通行で交通開放される。