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まちプロ推進課 周辺道路の検討を 西大寺駅高架化・近鉄線移設 一般競争8月30日開札
2022.7.22 県土マネジメント部
奈良県県土マネジメント部まちづくりプロジェクト推進課は、大和西大寺駅高架化・近鉄奈良線移設について、別途業務で検討する近鉄線移設の線形と連動して令和4年度に周辺道路の検討を行う。さらに周辺地域への影響を確認するため平成22年度道路交通センサスに基づく将来交通量予測の最新データに基づき、周辺地域一帯の将来交通量の推計も行う。
県建設業・契約管理課で一般競争入札「令和4年度鉄道移設に伴う周辺の道路検討業務委託(大和西大寺駅高架化・近鉄奈良線移設検討事業(都づくり))第180―委―3号」を8月30日に開札して業務を委託する。業務場所は奈良市。業務概要は移設鉄道周辺の道路検討延長約5㌔㍍、将来交通量推計5ケース。委託期間5年3月22日。予定価格2836万9000円込、調査基準価格2278万1000円込。担当は交通まちづくり推進係(電話0742―27―8031)。業務内容は次の通り。
【移設鉄道周辺の道路検討】
主要地方道奈良生駒線・主要地方道奈良精華線・一般県道谷田奈良線・駅南北のアクセスの4路線について、道路のあり方を検討する。検討に当たっては、駅周辺や平城宮跡周辺のまちづくり及び景観形成と整備効果の最大化及びコスト縮減等を考慮する。なお、奈良生駒線については渋滞が著しい周辺交差点の渋滞対策も含めて検討する。
【将来交通量推計】
▽計画準備=業務の目的・趣旨を把握したうえで設計図書に示す業務内容を確認し、業務実施に当たっての方針及びスケジュールを検討して業務計画書を立案・作成する。
▽現況交通量配分=平成22年度道路交通センサスべースのOD表を用いて当該箇所周辺の地域特性を踏まえた現況の道路網に交通量を配分し、平成22年の道路交通センサスと整合を図ることで現況再現性を確保する。なお、平成22年以降に道路整備状況が変わっている箇所については、発注者と協議のうえで道路網に反映する。
▽将来交通量推計=平成22年度の道路交通センサスに基づく将来交通量予測の最新データにより、大和西大寺駅高架化・近鉄奈良線移設が実現した際の周辺地域一帯の交通量について、一般県道谷田奈良線・市道大極線(みやと通り)・駅南北接続道路(新道)の3路線の有無の5ケースについて将来交通量推計を行う。5ケースの組合せ及びその他の道路ネットワークについては発注者と協議のいえで決定する。なお、道路のあり方検討で決定した内容を踏まえるものとする。また、平成22年度道路交通センサスベースのOD表とネットワークデータは県から貸与する。
▽報告書の作成=業務内容の各事項及びその検討過程において収集した資料をとりまとめ、報告書を作成する。