一般記事

中和土木 曽我川河川改修事業

2022.6.30 県中和土木事務所

「取付擁壁工事」6月末完成
浸水常襲地域の被害軽減を期待
上流に向け整備進める方針

県中和土木事務所が進めている「曽我川取付擁壁工事」が6月30日完成した。
曽我川は、特定都市河川に指定されており、いくつかの浸水常襲地域を抱えているため、洪水を流下させる能力の低い部分を計画的に整備し、概ね10年に一度の洪水でも安全に流下させる事を目標として、「曽我川改修事業」が進められている。
その中で、広陵町百済から橿原市中曽司町、大和高田市松塚にかけての延長約2㌔㍍が整備計画対象区間となっており、河床掘削や重井手井堰の改修、護岸の整備が計画されている。
同事務所は、平成29年11月から重井手井堰の下部工事に着手、令和2年度から上部工と取付擁壁工事に取りかかり、今回の工事では最後の取付擁壁工事と上流に向けた擁壁工事を行った。工事概要は工事延長26㍍、取付擁壁工9㍍、ブロック積擁壁工14㍍。設計はウィズテックが、施工を赤木工業が担当した。
今回の工事で、重井出井堰は完成。出水期に入ることから、引き続いて工事は行われないが、同事務所は、事業の完了を目指し、速やかに一層注力していく方針で、出水期空けから上流に向け護岸整備を推進してゆく。
同区間が整備されることにより、曽我川に合流する小金打川の浸水被害(浸水常襲地域)の軽減が期待されている。

会員登録
一覧に戻る