一般記事
県森と人の共生推進課 違反行為等の発見へ 土地規制区域衛星写真判別等
2022.6.24 県水循環・森林・景観環境部
奈良県水循環・森林・景観環境部森と人の共生推進課は、令和4年度に県が指定する範囲について人工衛星からの新規撮影による写真調達を行い、土地規制区域での違反行為等の発見に資する一定規模以上の土地の形状変更と森林伐採及び構造物・工作物の建築・撤去等の土地の改変を判別・抽出する。
一般競争入札「令和4年度土地規制区域衛星写真調達及び判別業務委託」を7月11日に開札して業務を委託する。担当は森林保全係(電話0742―27―7475)。業務場所は県が指定する範囲。委託期間5年3月31日。
県が指定する範囲は奈良市、大和高田市、大和郡山市、天理市、橿原市、桜井市、五條市(旧西吉野村、旧大塔村は除く)、御所市、生駒市、香芝市、葛城市、宇陀市、山添村、平群町、三郷町、斑鳩町、安堵町、川西町、三宅町、田原本町、高取町、明日香村、御杖村、上牧町、王寺町、広陵町、河合町、吉野町、大淀町、下市町全域を含めた約1771平方㌔㍍の範囲。 県が指定する範囲について人工衛星からの新規撮影による写真調達を2回行う。また、県が提供する3年12月に調達した衛星写真と新規調達した1回目の衛星写真、新規調達した1回目の衛星写真と新規調達した2回目の衛星写真を比較のうえ、一定規模(500平方㍍)以上の土地の改変を判別・抽出し、土地の改変状況(抽出箇所、抽出理由)の一覧等を作成する。 対象区域は▽砂防=砂防指定地、地すべり防止区域、急傾斜地崩壊危険区域▽宅造=宅地造成工事規制区域▽森林=地域森林計画対象民有林▽農地=田、畑、果樹園、採草放牧地▽都市計画=都市計画区域。県が提供する各規制区域図データと資料は砂防と・森林がGISデータあり、宅造と都市計画が紙資料のみで、農地は関連資料なく改変前の写真を確認して明らかに農地であるかどうかで判断する。
比較対象は①県が提供する3年12月に調達した衛星写真と新規調達した1回目の衛星写真②新規調達した1回目の衛星写真と新規調達した2回目の衛星写真で、抽出対象は①②についてそれぞれ比較判別し、面積500平方㍍以上の土地の改変が疑われる箇所を抽出する。土地の改変箇所の面積は改変箇所のみで計測することを基本とする。【抽出するものの例】▽・盛土、切土、土砂投棄、土砂掘削等の土地の形状変更▽森林伐採▽建物・工作物の建築・撤去等【抽出不要なものの例】▽大幅な土地造成を伴わない戸建て住宅の新築、建替▽明らかな災害による土地の形状変化やブルーシート等の措置▽小規模(1000平方㍍以下)の建物・工作物の撤去・解体。
抽出箇所と抽出理由の一覧では、抽出箇所の市町村大字名、緯度経度、抽出面積、県が提供する規制区域図データ、規制区域図資料及び改変前の衛星写真データ等をもとに抽出箇所の各法令の規制区域該当有無及び抽出理由も記載する。