一般記事
大和川河川事務所 「大和川立野南地区築堤護岸他工事」
2022.6.23 近畿地方整備局
JRとの調整進む
流下能力不足解消の一躍を担う
近畿地方整備局大和川河川事務所は、三郷町立野南において、護岸の整備を進めている。
同地域は、亀の瀬狭窄部の上流に位置し、水位が上昇しやすい場所である。
同事務所は、大和川水系河川整備計画(国管理区間)に基づき、整備を推進しており、堤防高が低い区間での浸水被害を解消するため、神前橋より下流に向けて右岸(三郷町)の築堤護岸工事を進めている。
施工区間は、大和川沿いにJR大和路線が並行して走っており、JRの軌道が施工現場に隣接する箇所も多いため、工事を進めるに当たり、JRとの調整が必要となってくる。
現在、JR三郷駅付近から上流の延長約440㍍の工事においてJRと調整を進めており、協議がまとまり次第、工事概要:河川土工、法覆護岸工(高水護岸)、付帯道路工、構造物撤去工、仮設工。城内組の施工で着工する。完成は令和5年2月末の予定。
同事務所は、同地区の整備と共に藤井地区の河道掘削や遊水地の整備等により、大和川中流部の流下能力不足の解消を図る。また、令和4年5月に策定された「流域水害対策計画」や昨年度策定した「大和川流域治水プロジェクト」を踏まえ、治水対策と地域のまちづくりの連携等によるハード・ソフト一体となった