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都市再生機構 新たな視点で展望模索 リノベーション住まい方調査 一般競争7月25日開札

2022.6.23 独立行政法人

 都市再生機構西日本支社は、総合評価方式一般競争入札「04―住戸リノベーション等における住まい方調査業務」を7月25日に開札して業務を委託する。委託期間5年3月10日。
 今回の業務では、過年度までに実施してきた調査の結果を建築や住環境デザイン等の専門的な視点から分析・評価を行い、経年による居住者の住まい方傾向の変遷を探るとともに、新たな視点における住まい方を調査・分析・評価し、対応する住戸のあり方や設計業務への反映手法を検討することで、今後の機構における団地リノベーションの展望を模索することを目的とする。業務内容は次の通り。
【住戸リノベーション等における住まい方調査】
令和3年度までに供給した企画型プランの住宅における住まい方を、企画意図・設計意図の観点から調査・分析・評価を行い、今後の機構における団地リノベーションの展望を模索する。
▽既往調査データの整理・分析=機構が元年度までに発注した「住戸リノベーション等における住まい方調査」等の調査結果を踏まえ、経年による住まい方の傾向の変遷等を読み解く(業務の実施に当たって過年度に実施した調査の報告書を受注者に貸与する)。
▽調査テーマの設定=前項を踏まえてこの業務での調査テーマを設定する。
▽調査方法の検討・調査の実施=①前項を踏まえて調査方法を検討して調査項目の設計を行う。また、新型コロナウィルス感染症の感染拡大防止に留意して調査方法の検討を行う②調査の実施(対象住戸は概ね100戸程度でMUJI×URと京都女子大学×UR及びその他企画型プランの住宅。調査の準備として入居者情報の入手や日程調整及び入居者への謝礼準備等を行う③調査結果の建築・住環境デザインに関する専門的な視点からの分析・考察(調査結果のデータ化として調査結果の文字起こし及び住宅の住まわれ方・レイアウト等の図面化等、調査結果の整理、設定した調査テーマを踏まえた調査の評価と展望、学識経験者による評価と展望)。各項目について企画型プラン住宅の連携先の大学とのワーキングを実施(3回程度)する。
【住戸リノベーションの展開の記録・評価】
今後の新規リノベーションの商品企画を策定する際に参考となるべく住戸リノベーションの展開の記録、評価を行う。対象となるのは4年度に実施する団地リノベーションプロジェクト「京都女子大学×UR」で、対象団地は洛西ニュータウン内の機構の所有する団地。記録・評価の主な内容は①リノベーションプロジェクトにおけるスケジュールごとの取組み記録②リノベーションプロジェクトにて施工された住宅のプレゼンテーションパネルの作成③リノベーションプロジェクト完了後の関係者へのヒアリング④リノベーションプロジェクト完了後の総括(プロジェクトの評価と展望についてプレゼンテーション形式のまとめ及びプロジェクト概要を示す冊子の原稿を作成する)。企画型プラン住宅の連携先である大学と共同で行うこととする。
【ヒアリング結果及びリノベーションプロジェクトを踏まえた団地の改修設計の提案】
前項までを踏まえて今後必要となる住まい方に対応した機構の団地の改修に対する設計上の提案を行う。対象となる団地は住まい方調査を行った団地のうち1つ以上(詳細は別途指示)。提案の内容の例として①住戸プラン②共用部及び住棟外観③団地環境及び景観④機構の業務企画における活用方策等―に対する提案を挙げている。それぞれ設計意図及び提案箇所のイメージパース・スケッチ・詳細図等を含む。

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