一般記事
高田土木 県道天理王寺線「長楽工区」
2022.6.21 県高田土木事務所
狭隘区間をバイパス化
周辺工業団地へのアクセス向上を期待
奈良県高田土木事務所は、県道天理王寺線「長楽工区」の整備を奈良県高田土木事務所は、王寺跨線橋橋梁補修工事を進めている。
王寺跨線橋は王寺町近畿地方整備局大和川河川事務所が推進する佐保川長安寺地区掘削他工事は、現在工事進めている。
同路線は、天理市を起点とし、川西町を経て王寺町に至る延長約14㌔㍍の幹線道路。幹線道路を東西に結ぶ道路であり、周辺域のみならず、国道25号、西名阪自動車道を介して大阪府域との連携・交流機能を担っている路線でもある。古い集落の中を通過する箇所も少なくないため、狭隘な箇所も多く残されている。生活道路として使用されるケースも多いため、歩行者、自転車利用者の安全の確保が課題となっている。
同工区は、磯城郡川西町保田~北葛城郡河合町池部(事業延長1.7㌔㍍)において、幅員約4㍍程度の狭い現道に変わり、幅員14.5㍍、2車線のバイパスを整備するもので、平成22年度に事業着手した。令和2年3月15日に川西町保田~河合町川合の0.5㌔㍍の供用が開始されている。
同事務所は、引き続き同区間の整備を続けており、現在、石橋組の施工で擁壁工事を行っている。工事概要は、工事延長273㍍、プレキャストL型擁壁工78㍍。
同路線の整備により、現道交通が、バイパス道路に転換することによる交通安全性の確保、大和平野中部地域の東西間移動の円滑化による利便性の向上、また、現在整備が進められている唐院工業団地等の周辺工業団地へのアクセスの向上による、地域活性化への貢献が期待されている。