一般記事

大成建設と契約締結 大和北道路八条橋梁技術協力 本体工事は年度内契約

2022.6.17 近畿地方整備局

 近畿地方整備局は、橋梁下部工事と橋梁上部及び鋼製橋脚工事を同一工事で施工する大和北道路八条地区橋梁工事の技術協力業務の公募型プロポーザルについて、大成建設関西支店(大阪市中央区南船場)を特定して3135万円込(予定価格3154万8000円込)で契約を締結して業務を委託した。
提出希望者を公募したところ2者より提出があった。提出された技術提案書を審査した結果、業務の内容を理解し、事業目的達成のために最適な施工仕様及び施工方法に繋がるような提案能力が総合的に高いと認められる大成建設を優先交渉権者として特定したもの。
大和北道路八条地区橋梁工事は、京奈和自動車道大和北道路の専用部が奈良市八条地先において国道24号の既設八条高架橋をアンダーパスする構造であり、専用部構築に支障となる八条高架橋の既設橋脚の撤去・再構築が必要となることから仕様の前提となる条件の確定が困難な工事。
そのため設計段階から施工者が参画することで、施工者独自の高度で専門的なノウハウや工法等を設計に反映し、仕様に必要な条件を確定することが可能となる技術提案・交渉方式を適用し、大和北道路八条地区橋梁工事における技術協力業務を工事に先立ち実施したもの。委託期間5年1月31日。業務が完了する頃に本体建設工事を契約する見通し。
工事場所は奈良市八条~杏町。橋梁下部工事(基礎工及び既設下部工撤去を含む)と橋梁上部及び鋼製橋脚工事を同一工事で施工するもの。工事内容は次の通り。
工事延長180㍍、P7橋脚撤去、新設(橋脚撤去2基、橋梁下部1基)、専用部橋梁(橋梁下部工2基、橋梁上部工1式)、市道復旧、迂回路・仮橋撤去(市道復旧工1式、迂回路撤去工1式、仮橋撤去工1式)。使用する主要な資機材はコンクリート2372立方㍍、鋼材(鉄筋を含む)533㌧。予定工期8年10月31日。予定価格15億円込程度を想定。
(吹上)

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