一般記事
第2四半期に発注へ 生駒警察署新庁舎新築工事 建築設計はあい設計 造成は上村組で進む
2022.6.2 県警察本部
奈良県警察本部は、移転新築する「生駒警察署新庁舎」新築工事を建築・電気・機械に3分割して第2四半期に発注する見通し。造成等工事は上村組の施工により工期5年1月31日で順調に進められている。建築工事の基本・実施設計はあい設計が担当。
令和4年度当初予算には、生駒警察署新庁舎整備事業3億2106万9000円と債務負担行為15億9385万5000円を計上し、老朽化に伴う移転建替整備の推進として建築工事、宅地造成工事、周辺道路改良工事ほかを行うとしている。県警察本部では、造成工事竣工から間を措かずに新築工事に着手したいとして、準備期間等も考慮して第2四半期に入札して施工者を決定する考え。
昭和46年建築で老朽化し、狭隘化している「生駒警察署」を移転新築する。職員数は建築時の3倍に増加したうえ、来庁者のための必要な駐車場が確保できていない。都市計画法上の用途地域では建築制限があり、現在地での建替増築はできない―と判断したもの。警察署の移転新築は平成26年の奈良警察署以来。2年度には生駒警察署新庁舎整備事業で、老朽化に伴う移転建替整備の推進として建築設計・造成設計と文化財発掘調査を行った。
建設予定地は生駒市壱分町1110―1他。国道168号壱分バイパス沿い、オークワ生駒菜畑店の南隣。近鉄生駒線一分駅から北へ徒歩10分の立地。敷地面積約7300平方㍍。第一種住居地域で建ぺい率60%・容積率200%。
計画建物は警察庁舎RC造3階建延べ面積約3300平方㍍、車庫S造平屋建延べ面積約500平方㍍。署長公舎も当初は計画していたものの、現在も民間建物の賃貸で対応していることから取り止めた。工期約15ヵ月、工事費総額約16億円を想定し、5年度末の完成を見込んでいる。
生駒警察署新庁舎整備事業造成等工事第03―A―工号は工期5年1月31日で上村組の施工により進んでいる。工事概要は工事延長108㍍、敷地造成工1式、盛土工8400立方㍍、場所打擁壁工1式。設計は天理技研が担当。
生駒警察署新庁舎新築工事基本・実施設計委託第31―13―設号はあい設計に委託して実施済。(吹上)