出水期を迎え一時休止 再開は１１月
施工は奈良シールド工業・大和機械設備

　奈良県郡山土木事務所が推進する竜田川上井出井堰の工事は、出水期を迎え一時休止の状況。
　同工事は、川の西側にある耕作地への用水を確保するためのもので、護岸工事と取水設備の設置を行う。
　５月２３日現在、取水施設との兼ね合いのある上屋や配管の設置などを残し、護岸部分の工事はほぼ完成しており、工事全体の約５０％が終了している。この後、取水施設の設置に掛かる段階だが、コロナウイルス感染症流行の影響で、ポンプ施設の資材調達が遅れており、また、出水期を迎えるため、現時点で工事を一時休止し、１１月から再開する予定。
　工事概要は、下部工事、工事延長３０㍍、護岸工（左岸側）
２５平方㍍、井堰下部工、操作室建築工、施工は奈良シールド工業。取水設備工事工事延長３５㍍、ポンプ設備工、付属設備工、電気設備工、施工は大和機械設備がそれぞれ担当。設計はシードコンサルタントが担当している。