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12月議会案件で発注 新学校給食センター建設事業

2022.4.22 宇陀市

 宇陀市は、新学校給食センター建設事業を12月議会案件として今秋にも一般競争入札で発注する予定。令和4年度当初予算で3億3583万3000円を確保、老朽化している学校給食センターの建替を行うとしており、うち工事請負費は3億2448万5000円。
市立学校給食センターを旧野依小学校に移転新築する計画で、基本・実施設計を共同設計奈良事務所が担当、地質調査は第一測量設計所。4年度に工期18ヵ月を想定して工事発注、6年6月に完成させて2学期からの稼働をめざす。
 昭和50年建築で築後45年以上が経過して老朽化している「宇陀市立学校給食センター」を移転して建て替えるもの。建設地は大宇陀野依1240番地の旧野依小学校(平成25年4月1日付で大宇陀小学校と統合して廃校となり、現在は避難所として利用されている)。全体敷地面積9524平方㍍、うち学校給食センターに必要な敷地として約6000平方㍍を見込んでいる。市の将来を担っていく重要な存在である子どもたちが、健やかに成長できるように安全で安心な学校給食を提供するため、老朽化している学校給食センターの建替を行うとしている。総事業費約20億円。
調理方式をドライシステムに移行する。給食数は最大能力約2000食/日を想定(現在は2100食)。給食は現在と同じく大宇陀・菟田野・榛原・榛原東・榛原西・室生の6小学校、大宇陀・菟田野・榛原・室生の4中学校、榛原・榛原東・榛原西の3幼稚園に提供する。
建物計画は事務室・調理場など(2階に見学スペース)の学校給食センターS造2階建延べ面積1850平方㍍(建築面積1500平方㍍)を新築、既存小学校特別教室RC造2階建延べ面積404平方㍍(建築面積200平方㍍)を改修して研修や多目的ホール・会議室に充て、両棟を2階で連絡する。また、本校舎・体育館(延べ面積2100平方㍍)を解体し、広場を設ける。
平成30年度に施設の概要や場所の選定などをまとめる「宇陀市立学校給食センター建替基本計画資料作成業務」を桝谷設計に委託して実施している。この業務では①施設概要の検討資料②場所選定の資料収集③スケジュールの検討④法令関係の調査検討―の資料収集作成等を行うとともに、建設予定地を用途地域の確認や各種法令・現在の土地利用等を調査して検討した。
事業手法についても従来方式の他にPFI等の民間活力の導入を視野に入れて検討したが、予定している給食数では採算性から事業ベースに乗らないと見ており、従来方式による事業になる見込み。建設に係る事業費は起債で賄う考え。
現在の学校給食センターは、市立榛原小学校の北に隣接する榛原萩原2110の敷地面積約3000平方㍍にS造平屋建延べ面積約700平方㍍の規模。
(吹上)

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