一般記事
奈良土木 整備進む国道369号「大保道路」
2022.4.21 県奈良土木事務所
切土工は6月末完了
施工は森髙建設
奈良県奈良土木事務所が進めている「一般国道369号大保道路」整備工事は現在、拡幅のための切土工事を推進している。
国道369号は、奈良市を起点とし、三重県松坂市に至る延長約128㌔㍍(奈良県域約86㌔㍍)の幹線道で、県東部地域の各市村を繋ぐ唯一の幹線道路であり、全線が緊急輸送道路に指定されている。
大保道路は、平成20年に事業採択され、同27年に事業着手した。奈良市大保町を通る約1・6㌔㍍区間。柳生小学校への通学路に指定されており、歩道がなく、歩行者の安全確保が不十分な状況であった。また、幅員が狭隘で乗用車の対向が困難であり、車両の通行に支障をきたしている。
昨年の10月15日に、北側の延長475㍍、幅員9・75㍍、2車線の車道と歩道が供用開始した。
同土木事務所では、未整備区間の早期の供用を進めるべく、崖が道に迫り狭隘な箇所の拡幅部分を確保するため現在、森髙建設の施工で切土工(工事延長128㍍、掘削工1万1730立方㍍、植生工1950平方㍍)を推進している。工事は順調に進んでおり、6月末に完了を予定している。
今年度でも引き続き法面工など、土工部を推進するための準備を進めており、早期の全線供用を目指し今後も整備進めていく方針だ。