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県平城宮跡事業推進室 5月16日に開札 「歴史体験学習館」造成設計 7年度中の完成めざす 施設本体約2300平方㍍
2022.4.15 県地域デザイン推進局
奈良県県土マネジメント部地域デザイン推進局平城宮跡事業推進室は、令和7年度中の完成をめざしている平城宮跡歴史公園朱雀大路東側地区歴史体験学習館について、5年度以降に整備工事に着手するため4年度に計画地の造成設計を行うことから5月16日に一般競争入札を開札して業務を委託する。
県奈良公園事務所は、「平城宮跡歴史公園朱雀大路東側地区歴史体験学習館造成設計業務委託(平城宮跡(東側地区・社会資本整備総合交付金))第繰932―委―1号」の総合評価落札方式一般競争入札を5月16日に開札する。業務場所は奈良市二条大路南3丁目の約0・9㌶。業務は園地設計1式。委託期間5年1月31日。予定価格1280万4000円込、調査基準価格1028万5000円込。担当の電話0742―22―0375。
平城宮跡歴史公園の拠点ゾーンは、国土交通省と奈良県の連携によって整備を進めており、朱雀大路西側地区については国土交通省整備の施設と併せ30年3月24日に拠点ゾーン「朱雀門ひろば」として開園した。
県では、「朱雀門ひろば」の一体的な賑わいの創出に向け、今回の業務の対象である朱雀大路東側地区に整備する歴史体験学習館について、30年度から奈良県附属機関の「平城宮跡歴史公園歴史体験学習館の整備に関する検討委員会」を設け、整備計画として策定した。
業務は、5年度以降に整備工事に着手するため歴史体験学習館を整備する計画地の造成設計を4年度に行うもの。業務内容は▽現地踏査▽造成設計=①与条件の確認②造成及び園地設計(歴史体験学習館計画地の植栽及び外構整備内容、平城宮いざない館隣接地と一体となった整備内容、市道中部第253号線一部廃止に伴う車両動線の確保など整備内容)の検討▽造成設計図の作成▽数量計算▽概算工事費の算出。
県土マネジメント部地域デザイン推進局平城宮跡事業推進室は、現在「平城宮跡歴史公園朱雀大路東側地区歴史体験学習館建築基本計画策定業務(平城宮跡の利活用推進事業(東側地区・単独公共))第931―委―1号」を公募型プロポーザルによりオリエンタルコンサルタンツ奈良事務所(奈良市大宮町)に委託して進めている。
整備計画等を基に検討委員会による有識者の意見交換を経て「平城宮跡歴史公園朱雀大路東側地区(県整備区域)歴史体験学習館建築基本計画」を策定する。また、世界遺産の顕著な普遍的価値(OUV)が、計画されている事業等により受ける影響を評価する「遺産影響評価」を建築基本計画段階で実施するための詳細分析を行う。担当の電話0742―27―8945。
パブリックコメント段階では3年度に基本設計、4年度に詳細設計、5年度以降に整備工事を進め、7年度中の完成をめざし、概算事業費は約27億円としていた。施設本体約2300平方㍍、展示約2000平方㍍を構想している。