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河川整備課 4月13日まで参加受付 大和川他河道等長寿命化計画策定

2022.4.7 県土マネジメント部

 奈良県県土マネジメント部河川整備課は、「大和川他河道及び堤防の長寿命化計画策定業務委託(河川維持修繕事業)第1T―1―委―1号」に公募型プロポーザルを適用して4月4日に公告した。
参加表明書を4月13日まで受け付けて上位5者程度を選定、技術提案書を5月下旬まで受け付ける。提出された参加表明書及び技術提案書について評価基準(合計100点)に基づいて審査し、最高得点者を受託業者として特定する。
 参加資格は▽県建設工事等競争入札参加資格のうち建設コンサルタント「河川、砂防及び海岸・海洋」部門の資格を有すること(令和3年度の登録)▽県内に本店または営業所(県に対する競争入札参加資格を有するものに限る)を有すること▽平成24年4月1日以降公告日までに完了した国・都道府県または政令指定都市が発注した「河川管理施設の長寿命化計画」業務の元請実績を有していること―など。
 業務場所は川西町吐田他。業務概要は河道及び堤防の長寿命化計画策定業務。委託期間5年3月24日。業務量の目安は4690万円込を限度とする。連絡先また提出先等は河川整備係(0742―27―7507)。
 長寿命化計画作成の対象河川は水防警報河川に規定する県知事が示した23河川(表参照)。点検計画作成の対象河川は県管理区間のある全353河川。長寿命化計画作成の対象施設は河道・堤防・護岸及び床止め。計画準備を行ったうえで実施する業務は次の通り。
 【長寿命化計画の作成】
 ▽既往資料収集整理。
 ▽現地踏査=検討の基礎資料を作成する。
 ▽長寿命化計画の作成=①河川の現状として水系(圏域)について各河川管理延長・概要・主要な水害を把握する②維持管理方針と点検計画をとりまとめる③トータルコストの縮減や平準化及び新技術の推進等についても検討し、適切な対策を講じることで状態監視保全と河道・堤防(護岸含む)の長寿命化が図られる考え方のもと長寿命化方針をとりまとめる。また、各河川単位で長寿命化対策計画を作成する。
 過年度の成果で抽出された変状に対して対策工法として従来の経験に基づく工法とライフサイクルコスト縮減策となる長寿命化工法の2種類を検討し、それぞれの対策費用を算出する。その結果を受けて各河川単位で優先順位や平準化を考慮した年度計画を作成し、期間50年を基本とするライフサイクルコストを標準案と長寿命化の2種類を算出し、各河川の年度計画をとりまとめる。
 【ICT技術を活用した点検手法の本格運用に向けた検討及び点検計画の作成】
 ▽既往資料収集整理。
 ▽ICT技術を活用した点検手法の本格運用に向けた検討及び点検計画の作成=過年度業務の成果を踏まえ、今後の河川点検業務において効率化・高度化を図れるよう、ICT技術を活用した点検手法の選定と課題抽出及び業務仕様をとりまとめる。点検手法と業務仕様は現地特性(市街地、山間部等)ごとに作成する。また、県管理区間のある全353河川が今後5年程度で一巡となる、県の特性にあった最適な点検計画についてもとりまとめる。
 【関係機関協議資料の作成】
 この業務で作成した長寿命化計画等の県下土木事務所への説明会に必要となる資料を作成する。

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