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なら歴史芸術文化村 3月11日まで参加受付 デマンドシステム構築運行
2022.3.4 県文化・教育・くらし創造部
奈良県文化・教育・くらし創造部なら歴史芸術文化村整備推進室は、公募型プロポーザル「令和4年度なら歴史芸術文化村へのアクセス車両運行業務委託」に係る参加表明書を3月11日まで、企画提案書等を3月18日まで受け付ける。3月25日にプレゼンテーション及び質疑応答を行い、審査委員会を開催して審査項目等について各委員の採点結果を合計した点数が最も評価の高い1事業者を最優秀提案者として選定する。
なら歴史芸術文化村(文化村)は、歴史文化資源の継承と活用や芸術文化の振興に関する拠点として3月21日に天理市杣之内地内に開村する。日本で初めてとなる文化財4分野(仏像等彫刻、絵画・書跡等、歴史的建造物、考古遺物) の修復作業現場の通年公開や、国内外から招いたアーティストの制作活動の公開、未就学児を対象としたアートプログラムなどを実施する。
また、県産食材を使った料理が味わえるレストランや農産物などの直売所などを設置、道の駅にも登録されている。加えて文化村の西側には民設民営の客室数約100室のホテル(フェアフィールド・バイ・マリオット)が隣接する。
この業務は、文化村への利便性の向上と集客性の向上を目的として、交通アクセスを確保するためデマンドシステムの構築及び運行業務を行うもの。業務の内容は①運行準備業務②運行業務=「天理駅」を起終点として「なら歴史芸術文化村」との往復(距離約5・8㌔㍍)を行う。バス停留所2ヵ所。24往復以上(閉館日6往復以上)③運賃収受業務。委託期間5年3月31日。委託料上限額(費用総額から運行収入の想定額を減じた額)2000万円込。
参加資格は▽物品購入等に係る県競争入札参加資格者名簿において営業種目「Q2電算業務①システム開発」「Q7諸サービス②運転代行」「Q7諸サービス④旅行業」のいずれかに登録がある者であること▽デマンドシステムの構築及びその運行(実証実験も可、交通事業者との連携による運行も可)を過去5年間(平成29年2月25日~令和4年2月24日)に受託して同期間内に履行を完了した元請実績を有する者であること―など。担当は施設運営係(電話0742―27―8073)。