一般記事

県警 交番・駐在所の最適化進む 地域の実情踏まえた統廃合や建替え

2022.2.16 県警察本部

奈良県警察本部(県警)は、老朽化した交番や駐在所の最適化を進めている。地域の実態に応じた統廃合や建物の建替えなどを行っている。
県内に交番・駐在所施設は176(令和2年度末現在)あるが、全体の43㌫にあたる76施設が耐用年数を超過している。このため県警は、社会情勢等の変化に適切に対応し、治安維持していく必要性があり今後、県下全域で施設のあり方を見直し、統廃合や受持エリアの見直しなどにより、134施設になる予定だ。
県の県有施設等耐震検討チームにおいて、昭和56年6月以前の構造基準で設計・建築された41交番・駐在所施設につき、耐震診断を行った結果、24施設が耐震性に問題があると判定された。
県警では、令和2年度からこれらの施設の建替えや統廃合による解体などを行い、最適化を行っている。
令和2年度及び今年度実施完了施設は、鹿ノ台交番、斑鳩交番、朝倉台交番、針駐在所、岡駐在所の5施設。また、3月末には田原駐在所(写真)と御杖駐在所も建替えが完了する予定で、令和4年度から運用開始される予定だ。
耐震性に問題があった24施設のうち、統廃合や建替え整備完了以外の交番・駐在所は、富雄南交番、小瀬交番、泉原交番、鍵駐在所、天満台駐在所、橿原神宮前交番、下土佐駐在所、名柄駐在所、葛駐在所、阪本駐在所、丹生駐在所、秋野駐在所、郡山駅前交番、近鉄御所駅前交番の14施設で、今後これらについても順次、建て替えなどが行われる予定だ。
(橋本)

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