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県道路建設課 新規公表12ヵ所 供用予定の道路・街路事業 香酔峠工区が4年度に完成供用

2021.11.9 県土マネジメント部

 奈良県県土マネジメント部道路建設課は、平成26年7月に策定(令和元年10月改定)した『奈良県道路整備基本計画』の「供用目標の宣言」に基づき、香酔峠工区など供用の見通しが得られた道路・街路事業について公表した。
 事業の透明性の向上や周辺まちづくりの促進などの早期効果発現を図るため、道路・街路事業のうち、完成に向けた事業実施環境が整い、今後、供用が見込まれる箇所(部分供用箇所を含む)を明らかにしたもの。今年度新たに公表したのは12ヵ所で、過年度に公表済15ヵ所。新規公表分は次の通り。
 【3年度供用予定】
 ▽都市計画道路畝傍駅前通り線(橿原市八木町、八木町2丁目~1丁目)=事業延長370㍍(改良)のうち部分供用予定延長170㍍。JR畝傍駅前において高齢者や障害者等にも歩きやすいバリアフリー化された幅の広い歩道設置をし、無電柱化を行うことにより安全に通行できる道路空間を創出する。
 ▽一般県道今木出口線馬佐~新野工区(大淀町馬佐~新野)=事業延長700㍍(改良)のうち部分供用予定延長160㍍(供用済360㍍)。幅員が狭く対向が困難な箇所の拡幅により、大淀町馬佐地区から国道169号へのアクセスを向上し、土田交差点付近の混雑の緩和を図る。
 【4年度供用予定】
 ▽国道369号香酔峠工区(奈良市都都祁吐山町~宇陀市榛原赤瀬)=事業延長940㍍(開通)のうち完成供用予定延長460㍍(供用済480㍍)。名阪国道針インターと宇陀市街地を結ぶ国道369号の隘路の香酔峠において急カーブと急勾配区間を改良し、登坂車線を設置することにより安全でスムーズな走行を確保する。
 ▽一般県道宇太三茶屋線下片岡~白鳥居工区(宇陀市大宇陀下片岡~大宇陀白鳥居)=事業延長1000㍍(改良)のうち部分供用予定延長190㍍(供用済310㍍)。幅員が狭く対向が困難な箇所の拡幅により、宇陀市大宇陀地区と菟田野地区及び東吉野村方面へのアクセス向上を図る。
 ▽国道309号西原工区(8工区)(上北山村西原)=事業延長170㍍(改良1・5車線)のうち完成供用予定延長170㍍。幅員が狭く見通しの悪い箇所の拡幅により、上北山村から天川村に至る区間の上北山村西原地区において安全でスムーズな通行が確保され、世界遺産である大峯奥駈道へのアクセス向上を図る。
 ▽一般県道大台河合線小橡工区(1工区) (上北山村小橡)=事業延長160㍍(改良1・5車線)のうち完成供用予定延長160㍍㍍。幅員が狭く見通しが悪い箇所を拡幅することによって、安全でスムーズな通行が確保され、小橡地区から上北山村役場へのアクセス向上を図る。
 ▽主要地方道高野天川線上工区(35工区) (野迫川村上)=事業延長30㍍(改良1・5車線)のうち完成供用予定延長30㍍。野迫川村上地区において幅員が狭く対向が困難な箇所の拡幅により、安全でスムーズな通行が確保され、世界遺産である高野山から野迫川村・五條市・天川村へのアクセスの向上を図る。
 ▽国道425号重里~迫西川工区(Ⅱ―2工区)(十津川村重里)=事業延長50㍍(改良1・5車線)のうち完成供用予定延長50㍍。幅員が狭く見通しが悪い箇所を拡幅することによって、安全でスムーズな通行が確保され、重里地区等の沿道の集落から平谷地区及び十津川村役場へのアクセス向上を図る。
 ▽一般県道平原五條線小島工区(五條市小島町~宇野町)=事業延長1050㍍(開通)のうち完成供用予定延長1050㍍。新しく道路整備することにより災害等による通行止めが多い国道168号の迂回が可能となりリダンダンシーが確保される。交通混雑が見られる国道24号本陣交差点の混雑の緩和を図る。
 【5年度供用予定】
 ▽国道425号重里~迫西川工区(Ⅱ―4工区)(十津川村西中)=事業延長100㍍(改良1・5車線)のうち完成供用予定延長100㍍。幅員が狭く見通しが悪い箇所を拡幅することによって、安全でスムーズな通行が確保され、西中地区等の沿道の集落から平谷地区及び十津川村役場へのアクセス向上を図る。
 ▽一般県道阪本五條線大深工区(20工区)(五條市大深町)=事業延長110㍍(改良1・5車線)のうち完成供用予定延長110㍍。幅員が狭く見通しが悪い箇所を拡幅することによって、安全でスムーズな通行が確保され、和歌山県高野町や沿道の集落から五條市街地へのアクセス向上を図る。
 【6年度供用予定】
 ▽国道168号香芝王寺道路(香芝市北今市~王寺町畠田4丁目)=事業延長3200㍍(改良)のうち部分供用予定延長340㍍(供用済660㍍)。国道168号の香芝市から王寺町にかけて現行の2車線を4車線に拡幅する事により、渋滞の解消を図る。

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