一般記事

オオバで基本構想策定 大和平野中央プロジェクト

2021.9.14 県文化・教育・くらし創造部

 奈良県は、大和平野中央プロジェクトについて、地域の特性に応じたテーマを設定した地区のまちづくり基本構想を令和3年度に策定する。公募型プロポーザルでオオバを受託者に特定した。
奈良県文化・教育・くらし創造部は、公募型プロポーザル「大和平野中央プロジェクトまちづくり基本構想策定業務」についてプレゼンテーション及びヒアリング審査を9月6日に行い、オオバ奈良営業所を500点満点中390点で最優秀提案者として選定した。プロポーザルには3者が企画提案書等を提出していた
これは5月27日に締結された「奈良県と磯城郡3町(川西町・三宅町・田原本町)との大和平野中央プロジェクトの推進に関する協定」等に基づきまちづくりを進めるため、地域の特性に応じたテーマを設定した地区のまちづくり基本構想を策定するもの。委託期間4年3月25日。業務量の目安は1500万円込を限度とする。担当は企画管理室(電話0742―27―8471)。
まちづくりのテーマと地区の概要等は次の通り。
▽ウェルネスタウン(健康増進)のまちづくり=①川西町下永地区(約13㌶程度を想定)では近接するまほろば健康パークと連携し、家族で運動や健康づくりを楽しむ、憩いと健康増進のまちづくりを検討※別途実施する「スポーツ拠点施設整備基本計画等策定業務委託」「まほろば健康パーク機能強化民間活力導入可能性調査」等と連携して検討を進める②田原本町阪手北・西井上地区(約6㌶程度を想定)では国民スポーツ大会の会場の設置も視野に入れ、多様な人びとが運動・スポーツを楽しむ、活気溢れる健康増進のまちづくりを検討※別途実施する「スポーツ拠点施設整備基本計画等策定業務委託」等と連携して検討を進める。
▽スタートアップヴィレッジ(産業振興)のまちづくり=三宅町石見地区(約7㌶程度を想定)で県立大学工学部(仮称)を核に、他の大学や民間企業等の研究機関との共同研究など「人」と「情報」の交流ができる環境を整備し、学生が学び、また新しく社会に向かって活動のスタートを切れるまちづくりを検討※別途実施する「奈良県立大学新キャンパス整備基本構想等策定業務委託」並びにスタートアップ支援施設整備検討等と連携して検討を進める。
▽京奈和自動車道近接の立地を活かした産業振興のまちづくり。
打合せ協議等は業務着手時・中間時8回・成果品納品時の計10回行う。業務は以下の項目を基本とし、それ以外で基本構想の検討内容として必要と考えられる項目について検討し提案する。なお、業務を進めるに当たり別途実施する「スポーツ拠点施設整備基本計画等策定業務委託」「まほろば健康パーク機能強化民間活力導入可能性調査」「奈良県立大学新キャンパス整備基本構想等策定業務委託」並びにスタートアップ支援施設整備検討等と調整を行い、内容を踏まえた検討を行う。また、業務は県で実施する庁内検討会議(3回程度開催予定)を踏まえて実施することとし、各庁内検討会議の開催時にそれまでの業務の成果を会議資料として取りまとめる。業務内容は次の通り。
【条件整理】
▽関連計画の整理=各地区における町総合計画・都市計画マスタープラン等のまちづくりに関する計画を収集し、関連項目の整理を行う。
▽敷地条件の調査=整備候補地の形状や法規制等の敷地に関する調査等を行い、施設整備に係る制約条件や関係手続きと当該手続きに必要となる期間等を整理する。なお、この業務における整備候補地の具体的な場所等については業務の契約締結後に県から提示する。
▽法令上の諸条件の調査=各地区のまちづくりを行うに当たり関連する法令を調査し、諸条件を整理するとともに必要に応じて関係諸官庁との協議の支援を行う(協議等に要する資料作成等)。
▽その他必要と考えられる項目についての検討・提案。
【調査分析】
▽地区特性の整理=各地区の立地条件や周辺産業の状況等を調査・分析し、地区の特性を整理する。
▽先進事例の調査=各まちづくりのテーマに関連する先進事例の実態調査を行い、各地区において活用できる要素を抽出・整理し提案する。
▽有識者の調査=各まちづくりのテーマに関連する有識者の調査・選定を行い、意見聴取を行う。また、有識者と県関係者との意見交換の場を設定する。
▽その他必要と考えられる項目についての検討・提案。
【基本構想の検討】
▽各地区に配置する機能の検討=各テーマに沿った具体的なまちづくりの実現に向け、地区の特性や先進事例の調査結果及び有識者との意見交換等を踏まえ、スポーツ施設や県立大学工学部(仮称)等の中核施設と親和性が高く相互連携が促進される諸機能の検討を行う。
▽土地利用計画案の作成=地区周辺の鉄道や道路・その他インフラ等の立地条件を踏まえ、利便性や機能性と将来の発展性等を検討のうえ、各地区に配置する機能のゾーニングを行い、土地利用計画案を3案程度検討する。
▽概略設計とイメージパースの作成=作成した土地利用計画案ごとに各機能に想定される施設の検討を行い、イメージパース(A3サイズ、カラー、3アングル程度)を作成する。
▽その他必要と考えられる項目についての検討・提案。
【基本構想の策定】
基本構想の検討で作成した案から最適案を決定し、基本構想を策定する。
【庁内検討会議資料の作成】
各庁内検討会議の開催時にそれまでの業務の成果を会議資料として取りまとめる。

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