県立医科大学は、一般競争入札「奈良県立医科大学新キャンパス造成工事工第０３―２号」を９月１日に開札、大日本土木・ピーエス三菱・森下組ＪＶ（評価値６３・６１）が２２億９４９７万４０００円（予定価格２４億９４５３万８０００円）で落札した。
　公立大学法人奈良県立医科大学が９月１日に開札した総合評価落札方式一般競争入札（ＷＴＯ対象）「奈良県立医科大学新キャンパス造成工事工第０３―２号」の他の参加者は大林・日本国土・田原ＪＶ、奥村・檜尾ＪＶ、大成・吉岡ＪＶ、大豊・森本ＪＶ、戸田・井前ＪＶ、村本・崎山ＪＶ、森組・中尾組ＪＶ。問い合わせ先は法人企画部新キャンパス・施設マネジメント課キャンパス整備推進係（電話０７４４―２２―３０５１内線２８０２）。
　工事場所は橿原市四条町。工事概要は敷地造成工１２㌶、調整池工５ヵ所、擁壁工１３３２㍍、地盤改良工１４８０平方㍍、舗装工２万９０平方㍍、運動施設工１式、雨水排水工１６９６㍍、農業用水工５４６㍍、汚水排水工２３１㍍、撤去工１式。設計は日建技術コンサルタント奈良営業所が担当。工期５年１２月２２日。
施設の老朽化・狭隘化に対応するため、約１㌔㍍南西に位置する新キャンパス（橿原市四条町８８〈旧奈良県農業研究開発センター〉、周辺の用地を取得して敷地面積約１２万８０００平方㍍。東京ドーム約２・７個分）に、教育・研究部門を全面移転する計画を進めている。桜川以西の敷地Ａ約９万３５００平方㍍、敷地Ｂ約３５００平方㍍、桜川以東の敷地Ｃ約９５００平方㍍、敷地Ｄ約３００平方㍍。南側のアクセス道路は橿原市が東側を整備済。３年度当初予算では事業費１９億８０６２万１０００円を計上。
２期に分けて整備することとし、敷地北側に配置する看護学科・医学科「教養部門」を先行させ、講義棟や実習棟など主要４棟を６年度中に完成させる方向性を固めている。４年１０月着工し、６年度中に竣工するスケジュール。施設内容は▽実習・研究棟ＲＣ造３階建延べ面積約８７８０平方㍍、講義棟ＲＣ造３階建延べ面積約８４３０平方㍍▽講堂・図書棟ＲＣ造３階建延べ面積約５２４０平方㍍▽体育館・クラブ棟Ｓ造２階建延べ面積約２６３０平方㍍、武道館Ｓ造２階建延べ面積約７４０平方㍍。