一般記事
奈良公園事務所 関西緑地サービスに 庭園維持管理委託業務3件
2021.4.10 県土マネジメント部
奈良県奈良公園事務所は、次の委託業務3件の公募型プロポーザルで、いずれも関西緑地サービス(奈良市疋田町2丁目2―4)から提出された提案書等を審査し、受託者に特定して契約を締結、業務を委託した。担当は管理課庶務管理係(電話0742―22―0375)。
【吉城園・旧山口氏南都別邸庭園施設運営及び使用料徴収業務(旧山口氏南都別邸庭園維持管理事業(都づくり))】
903万8700円込(委託料上限額と同額)で契約。
吉城園は奈良時代の地形を残した緑豊かな地であることから、昭和60年以降に県が整備してきた。庭園単独で文化財指定はされていないものの、これに準じた庭園であることから質の高い施設運営を行う必要がある。
旧山口氏南都別邸庭園は、日本を代表する文化人が交流した場として、近代の奈良公園を代表する庭園として高く評価されてきた。
近年、県は同庭園を「大正期作庭の庭園」として復元し、令和2年5月に開園した。今回の業務は以上を踏まえ、吉城園及び旧山口氏南都別邸庭園(両庭園内の茶室を含む)において施設運営や使用料徴収及びこれに関連する業務について質の高いサービスの提供を行うもの。
業務場所は奈良市登大路町・水門町及び高畑町。業務対象施設は吉城園庭園・茶室等と旧山口氏南都別邸庭園・茶室等。業務内容は①施設案内及び受付業務②吉城園茶室及び旧山口氏南都別邸茶室使用料徴収業務③その他関連業務。
【旧山口氏南都別邸庭園管理業務(旧山口氏南都別邸庭園維持管理事業(都づくり))】
771万1000円込(委託料上限額と同額)で契約。
旧山口氏南都別邸庭園は大正期に作庭され、志賀直哉や武者小路実篤など日本を代表する文化人が交流した場として、近代の奈良公園を代表する庭園として高く評価されてきた。
県では、奈良公園にふさわしい歴史と文化の香りが漂う「大正期作庭の庭園」を復元し、令和2年5月に開園した。今回の業務は以上を踏まえ、旧山口氏南都別邸庭園において、庭園内の樹木等の植栽管理を行う庭園管理業務及びこれに関連する業務を行うもの。
業務場所は奈良市高畑町。業務対象施設は旧山口氏南都別邸庭園(7484・75平方㍍)及び茶室。業務内容は①作業計画及び現場管理②植栽管理。
【吉城園庭園管理業務(吉城園維持管理事業)】
908万6000円込(委託料上限額と同額)で契約。
吉城園は、万葉集に詠まれた吉城川や名勝依水園に隣接する、奈良時代の地形を残した緑豊かな地であること等の理由から昭和60年に県において緑地公園(依水園緑地)として整備してきた。庭園単独で文化財指定はされていないものの、これに準じた庭園であり、質の高い維持管理を行う必要がある。
今回の業務は以上を踏まえ、吉城園内の樹木等の植栽管理を行う庭園管理業務及びこれに関連する業務を行うもの。業務場所は奈良市登大路町・水門町。業務対象施設は吉城園庭園(8053・31平方㍍)。業務内容は①作業計画及び現場管理②植栽管理。委託料上限額。