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新西和医療C造成設計 県の令和8年度当初予算案 中央卸売市場の再整備で 市場エリア事業者再募集
2026.2.27 県総務部
奈良県の令和8年度当初予算案は総額9492億7000円で7年度予算額と比べ5・1%増。内訳は一般会計6219億8700万円(10・3%増)、特別会計3044億5300万円(4・5%減)、奈良県流域下水道事業会計228億3000万円(9・9%増)。純計では8528億1600万円で5・8%増となった。また、2月一般会計補正予算案は45億514万4000円を計上した。
主要な一般財源(県税等や地方消費税清算金・地方譲与税の合計)は283億円の増。地方交付税は1918億円で7年度より161億円(9・2%)増加、財政調整基金取崩しは皆減、国庫支出金は753億円で136億円(22・1%)の増。県債592億円で7年度より67億円(12・7%)増加したものの、県債残高は8年度末見込8739億円で7年度末見込の8746億円より7億円減少し、交付税措置のない県債残高と県税収入額との比率は8年度2・3倍(7年度2・6倍)。
普通建設事業費は979億1000万円(対前年度比26・0%増)を計上。県民生活や経済活動の基盤となる道路整備の加速化や防災・減災対策等を推進するとして、京奈和自動車道等の早期全線開通、骨格幹線道路ネットワークの形成、紀伊半島アンカールートの整備促進、(仮称)奈良インターチェンジ周辺整備、水害・土砂災害・地震等に備えるための防災・減災対策、ならの道リフレッシュプロジェクト(舗装)など。また、文化会館の再整備に77億5600万円、奈良モデルによるごみ処理広域化に21億9800万円、高校トイレピッカピカ5カ年計画の推進に15億9000万円、県営住宅桜井団地整備に12億8400万円増額している。投資的経費995億7900円で7年度より103億3800円(11・6%)増。重点的に取り組む建設関係の施策は次の通り(▼は新規)。
【県民や事業者の安心と暮らしへの責任】
▽大規模災害発生時の応急対策の強化(4億2000万円、9年度債務負担行為1700万円)=南海トラフ地震等の大規模災害時における応援部隊や支援物資の円滑な受入れ等に向けて南部中核拠点の整備を推進、「奈良県消防学校移転整備基本計画」を策定して南部中核拠点と一体的に整備を推進。
▽奈良県西和医療センターの移転整備を推進(2億1000万円)=西和地域における拠点病院としての役割を担う西和医療センターについてJR法隆寺駅南側地区(斑鳩町)への移転整備(14年度頃)に向けた取組みを推進。8年度は整備基本計画の策定・用地取得に向けた各種調査・建設予定地の造成設計。
【奈良県の子ども、若者の未来への責任】
▽ぬくもりあふれる公園プロジェクト(3億2000万円、9~10年度債務負担行為4億5000万円)=すべての世代にやさしい公園機能を拡充するため県営都市公園の施設・設備の整備を実施(段差の解消、トイレと授乳施設の整備、おもいやり駐車場の設置、休憩施設の設置)。
▽まほろば健康パークの機能強化(1743万円)=12年度中の供用開始に向け、運営先行型PFI方式による事業を推進するため、8年度に管理運営事業者の選定を実施。
▽県立高校トイレピッカピカ5カ年計画を推進(29億5000万円、9~10年度債務負担行為43億5000万円)=6年度~10年度でトイレの洋式化・乾式化等(8年度は8校で工事完了、残りの高校についても順次工事着手)。
▽特別教室、体育館等への空調設備の設置(4億6000万円、9年度債務負担行為3億8000万円)=特別教室は8年度中に全校設置完了予定で稼働率の高い教室を優先して空調設備を設置(6校10室)、体育館は13年度中に全校設置完了予定で授業中等の熱中症対策のために空調設備を設置(県立高校で設計5校、特別支援学校で2校に設置)。
▽県立学校の老朽化対策(5億6000万円、9年度債務負担行為3億7000万円)=屋上防水改修等の大規模な改修と教育環境改善のための修繕や備品更新等。
【豊かで活力ある奈良県を創る責任】
▽脱炭素・水素社会の実現(39億2000万円、2月補正8億1000万円)。
▽産業用地の確保と企業立地への支援(21億円、9~20年度債務負担行為42億円)=①京奈和自動車道御所IC周辺において工業団地を整備②企業立地促進補助金や制度融資・優遇税制等を活用して立地企業を支援③企業誘致のためのセミナーを引き続き都市圏で開催して企業誘致を推進。
▽磯城郡3町における県有地を活用したまちづくり(23億3000万円、9年度債務負担行為1億7000万円)=①子どもを中心に多様な交流が生まれるまちKAWANISHI(下永地区)は地域の活性化に繋がり子どもたちも楽しめる企業を誘致・地域のスポーツの振興にも資する世界的スポーツチームの関連拠点を誘致(バルセロナレジデンスアカデミーの誘致)②次世代を担う学生×企業のまちMIYAKE(石見地区)は若者が生活しながら成長できるヤング・イノベーション・レジデンス(居住、企業や地域との学び・交流、イノベーション の3つの機能)・まちのコンセプトに賛同する研究や新産業にチャレンジする企業誘致③交通安全・安心のまち田原本(阪手北・西井上地区)は新しい運転免許センターとして県民の交通安全拠点(高齢者講習実技指導コースの新設)と子ども連れから高齢者まですべての利用者に利用しやすい施設、(仮称)新第二庁舎の整備に向けた検討(白バイやパトカー隊などの移転)。
▽大和平野中央の県有地の活用(1700万円)=海外で高度な教育プログラムを提供しているインターナショナルスクールの県内誘致に取り組み、未活用県有地の有効活用を図るとともに県の国際教育推進や地域振興に繋げる。
▽持続可能な奈良公園づくり推進事業(6090万円)=登大路地下歩道で雨水流入対策や美装化・将来的な利活用の検討など。
▽中央卸売市場再整備推進事業(8億5000万円、9年度債務負担行為16億1000万円)=市場エリア整備事業者の再募集 等と埋蔵文化財調査(市場北側用地で本掘調査、現市場敷地で試掘調査)、8~9年度に市場北側用地約3・8㌶の造成工事(造成、水路改築、調整池整備 ほか)。
▽県文化会館の整備・運営(118億8000万円、9~24年度債務負担行為54億7000万円)=「音楽系を軸とした多彩な舞台芸術の殿堂」をめざして整備・民間事業者の柔軟な発想と経営力を活用するため運営に県有施設で初めて「コンセッション方式」を導入。
▼県立美術館の整備に向けた基本計画の策定(4695万円)。
▽スポーツ拠点施設の整備(1億5000万円、9年度債務負担行為7000万円)=整備基本計画を踏まえて橿原公苑陸上競技場・野球場の改修設計、新弓道場の設計等を実施。
【3つの責任をしっかりと果たすために】
▽リニア中央新幹線「奈良市附近駅」早期確定等(300万円)。
▽道路整備の加速化(278億円、9~12年度債務負担行為215億万円)。
▽ならの道リフレッシュプロジェクト(39億6000万円、9~10年度債務負担行為17億円)=舗装の耐久性向上など。
▽(仮称)医大新駅周辺まちづくり(6億7000万円)=学術・賑わい・医療・健康が一体となった魅力ある中南和の新たな拠点形成をめざして民間活力の導入に向けた手続きを推進・新駅の整備に向けた設計を進めるとともにアリーナ等の整備について8年度は民間事業者の募集を開始。
▽平城宮跡歴史公園(県営公園区域)の整備(3億6000万円、9~10年度債務負担行為3200万円)=観光戦略本部に平城宮跡周辺エリア部会を立ち上げ、奈良の「食」と「クリエイティブな活動」をキーワードにさらなる賑わい・魅力向上を目的とした新しい公園整備を推進。13年度中の開業をめざして8年度は民間事業者の募集を開始。(各部局等所管別の主要建設事業は後日掲載)。
