一般記事

整備に向けた調査中心に実施 古墳保存活用計画(案)

2026.2.17 御所市

御所市は「史跡條ウル神古墳保存活用計画(案)」についてのパブリックコメントを実施する。計画案は同町ホームページの他、まちづくり推進課や片岡台出張所で閲覧に供する。意見の受付は2月24日までで、郵送またはFAX、メール、窓口で受け付ける。提出先は文化財課(電話0745―60―1608)。
 同計画対象範囲の中心は、現在の史跡指定地内。だが史跡の活用を考えるにあたっては、史跡の北・西側に位置する国道309号線や京奈和自動車道御所南IC・PAからのアクセスなどについても検討の対象となるため、それら史跡周辺のエリアについても計画の対象範囲に含む。計画期間は令和17年度。
 史跡條ウル神古墳は、6世紀後葉において傑出した規模・内容の墳丘と埋葬施設をもつ首長墳であり、大和政権との繋がりを示す豊富な副葬品も有している。また、横穴式石室の玄室床面には未盗掘の状態で副葬品が遺存しているという希少な事例であり、当時の政治・社会や埋葬習俗を考える上でも貴重な史跡。
 しかし、同古墳の本質的価値の中には墳丘形態などさらに追求して明らかにすべき点が残されており、最も特徴づける墳丘北側石室は現在埋め戻され、遺構や遺物の保存状態が確認できない現状となっている。加えて、墳丘が大きく削平され石室も公開されていないことから、現地を訪れても本質的価値を理解しづらい状況となっている。そのため、第一に、史跡條ウル神古墳の本質的価値をより一層追求して明らかにし、その価値を守るための保存管理の体制や環境を適切に整備することが必要。
その上で、誰もが石室や石棺の迫力を始めとする古墳の本質的価値に触れることができ、地域の宝として守り未来に伝えるための原動力となるような環境を整えることを最終的な目標とした。

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