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AI活用について理解深めて 令和7年度研修会を開催
2025.12.23 組合
一般社団法人奈良県北和建設業協会(中村光良会長)は、去る19日に令和7年度研修会をホテル日航奈良にて開催した。今回の研修会は「建設業でのAI活用について」をテーマに、2部構成で実施。
冒頭、中村会長は「ここ1~2ヵ月で、建設業で実際にAIを導入したという声を聞いた。どのように活用するかはそれぞれ違うと思われるが、残業時間が間違いなく減少したという意見もあった。建設業界が抱えている働き方改革であったり、人材不足解決への大きな一助になるのではという前向きな姿勢で、研修会に臨んで頂きたい」と挨拶した。
研修会第1部では、リコージャパン奈良支社から、生成AIの活用術を紹介。建設業界が抱える人手不足と高齢化や時間外労働規制強化への対応といった課題解決に、生成AIをどのように活用するのか解説した。最初から全社導入を目指すのではなく、日々の日報作成や事務所業務の高度化、社外からの定型的な質問への自動対応といった部分的な活用から始めるべきと強調。また、経営者自らがAIに触れ現場へ有用性を広めること、具体的な目標設定が活用成功への鍵だと研修会参加者にアピールした。
