一般記事
市の運営費用負担希望する意見も 大塔町公の施設の管理
2025.12.4 五條市
五條市は、大塔町公の施設の管理に関するサウンディング調査の結果を公表した。今回の調査の対象となったのは大塔総合案内センター(道の駅「吉野路大塔」)や大塔郷土館、大塔山村体験実習センター(ロッジ星のくに)。調査には2社が参加した。
大塔山村体験実習センター及び大塔郷土館に関する意見では、施設改修を民間で行い宿泊事業の実施を希望する意見。施設の故障個所などは、市での修繕を希望し、ロッジや郷土館を1棟貸しの施設として運営したいといった意見があった。このほか、大塔総合案内センターについては、来客数や売り上げの見通しが立てにくく、収益事業で指定管理料を削減することが難しい他、民間事業者が運営を行う場合も市からの運営費用負担は必要とする意見があった。対象となった各施設については次の通り。
▽大塔郷土館(大塔町阪本283―1)=郷土館W造延べ床面積183平方㍍、倉庫W造延べ床面積20平方㍍、収蔵庫・トイレW造延べ床面積30平方㍍、歴史の蔵W造延べ床面積92平方㍍、駐車場は普通車26台、大型車4台、二輪車10台。奈良県南部及び熊野方面へのアクセス道路である国道168号沿いに位置する展示施設。資料展示(歴史の蔵)以外にも、山村の住家を見て学べるかやぶき屋根の建物(郷土館)があり、飲食や物販等にも利用されている。
▽大塔総合案内センター(大塔町阪本225―6)=総合案内センター(道の駅)RC造2階建延べ床面積464平方㍍、駐車場(普通車17台、大型車3台、障がい者用1台)。奈良県南部及び熊野方面へのアクセス道路である国道168号沿いに位置する物販施設、レストラン、公衆トイレ等で構成される道の駅。
