葛城市は「葛城市空家等対策計画（案）」に関する意見を募集している。意見は11月28日まで受け付けており、計画（案）は市役所や新庄図書館、當麻図書館、いきいきセンター、ゆうあいステーションで閲覧に供する。担当は企画政策課（電話０７４５―４４―５０１６）。
　同市では「賃貸・売却用及び二次的住宅を除く空き家（その他空き家）」が、平成30年には６００戸、令和５年には７２０戸に増加している。
今後、人口減少により増加が予想される空き家等は適切な管理が行われないことで、地域住民への影響だけでなく地域における経済的社会活動の促進を図る観点からも深刻な影響を及ぼす可能性がある。このような状況下で、より効果的な空き家対策を推進していくために同計画を策定した。計画の対象地区は市内全域で、令和12年度までの５年間が計画期間。
　同市が６年度に実施した空き家等実態調査の結果では、市内に存在する空き家は５４０件、一部補修を含む利活用可能な物件は３４５件、利活用できない物件は37件と判明している。