一般記事

まちづくりに関する基本協定を締結 近鉄大和高田駅・JR高田駅周辺地区

2025.10.3 大和高田市

 大和高田市と奈良県は「大和高田市近鉄大和高田駅・JR高田駅周辺地区のまちづくりに関する基本協定」を締結した。
今後、基本構想に基づき持続的発展及び活性化を目指したまちづくりに、連携・協定して取り組み「都市機能や地域資源が集積し、県中西部地域の拠点駅がある地区の特性を活かし、公民が連携して持続可能なエリア価値を創出する」を目指し、事業施策を定めた「まちづくり基本計画」を策定し事業展開を進める方針。
対象地区である近鉄大和高田駅・JR高田駅周辺地区では、近鉄大和高田駅の北側は細街路で街区が形成された住宅地があり、老朽化や空き家化が進展している。南側に広がる旧市街地は、店舗や供用住宅、専用住宅が混在している状況。また、店舗や供用住宅だった建物には、専用住宅へ用途転換されたものや空き地が目立っている。
 基本構想では、まちづくりのコンセプトを「都市機能や地域資源が集積し、県中西部地域の拠点駅がある地区の特性を活かし、公民が連携して持続可能なエリア価値を創出する」とした。まちづくりの将来ビジョンは次の通り。
 ▽県中西部地域の拠点として、広域の住民が立ち寄りたくなる都市空間を形成する=鉄道を中心にした交通資源、公共施設などの行政資源、商業を中心とした民間資源や歴史資源などを活用し、広域の住民が立ち寄りたくなる県中西部地域の拠点駅にふさわしい駅前及び駅周辺空間の形成を図る。
 ▽住みたい地区として選ばれ、住み続けられる地区を形成する=大阪市内中心部30分程で行き来でき、大阪都市圏における交通至便の住宅都市の性格を活かし、住みたいと選ばれる住宅地とするとともに、年代を超えて居住し続けることができる居住環境の形成を図る。
 ▽対象地区周辺へもアクセスしたくなるウォーカブルな交通環境を形成する=広域から立ち寄った住民が、この地区だけにとどまらず、地区外にある公共施設や歴史的地区へもアクセスできるように、情報環境や交通環境の形成を図る。

会員登録
一覧に戻る