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県公園企画課 NOTEと契約締結 大和民俗公園事業可能性調査 民活導入し古民家活用と新施設を
2025.10.3 県地域デザイン推進局
奈良県県土マネジメント部まちづくり推進局公園企画課は、 公募型プロポーザル「大和民俗公園における事業可能性調査業務委託(単独都市計画公園事業)第1―00―C―委―4号」において、NOTE(兵庫県丹波篠山市二階町18―1、藤原岳史代表取締役)から提出された参加表明書及び技術提案書について評価基準(合計100点)に基づき審査した結果、評価点57・47点で受託業者として特定した。1430万円込(業務量の目安は1458万6000円込が限度)で契約を締結して委託し、業務を進めている。
この業務は、大和民俗公園において古民家を活用する事業や観光拠点となるような新たな施設等導入の可能性について、令和7年度に民間事業者にヒアリングを行うとともに、その結果を踏まえて公園基本計画の策定や事業手法の選定等を行うもの。
大和民俗公園は、県内各地から移築・復原した民家などが国の指定重要文化財や県指定有形文化財に指定されている。また、当該公園はクロスウェイ中町と法隆寺の中間に位置しており、観光拠点としても期待されている。
担当は都市公園係(電話0742―27―7489)。業務場所は大和郡山市矢田町。委託期間8年3月31日。業務内容は次の通り。
▽計画準備、現地踏査= 計画条件の把握と上位関連計画や各種関連資料の収集と整理を行い、計画対象地及びその周囲地域の現地踏査を行う。
▽民間事業者へのヒアリング調査=大和民俗公園の歴史的資源を活性化に寄与する事業の実施条件等を整理し、事業への参画が想定される民間事業者を抽出のうえで意向調査(ヒアリング調査)を行う。
▽公園基本計画案の作成=ヒアリング結果を踏まえ、公園基本計画の基本方針及び導入施設の内容・概略規模を設定するとともに、景観・環境保全等の概略の成果に基づいて土地利用と施設配置及び動線を定めるなど、公園計画の基本的事項を決める。
▽事業手法の検討=以上の検討内容を踏まえ、想定できる事業者や事業実施条件等を整理したうえで、事業手法の比較検討・最適案選定を行う。
▽公園周辺(広域)でのまちづくり戦略検討=前年度に実施された調査結果を踏まえ、公園を中心とした周辺地域における実効性の高い事業展開に向けた基本方針を構築するための方向性を検討する。具体的には事業計画を策定するうえで①公園を中心としたエリアの将来像の構想②事業計画における想定コンセプトの策定③事業計画における想定顧客ターゲットの設定―の3つの視点を踏まえて具体的な施策を明確にし、効果的な事業計画の基本方針立案に繋げる。
▽報告書作成=この委託で作成した一切の資料・電子データ・その他県が必要とするものを成果物として提出する。