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10月17日まで参加受付 山の辺小・柳本小建替整備

2025.9.30 天理市

天理市は「山の辺小・柳本小建替整備事業」を公募型プロポーザル(DB方式)にて公告した。対面対話の申込と参加表明の受付期間が10月10日~17日、対面対話を10月22日~24日に実施し、提案書の受付期間が10月10日~12月19日、第1審査を令和8年1月中旬に実施し第2審査が3月初旬頃、優先交渉権者を3月9日に決定する予定。提案限度額は山の辺小学校が20億3100万円込、柳本小学校が13億100万円込。
 参加資格は単独企業若しくはコンソーシアム(複数企業)とし、▽建築士法において1級建築士事務所の登録がある者▽建築工事業の特定建設業許可を受けているもの▽経営事項審査の総合評定値通知書における建築1式工事の総合評定値が900点以上の者▽延べ床面積2000平方㍍以上の公益性のある施設(保育所、幼稚園、認定こども園、小学校、中学校、高齢者福祉施設、子育て支援施設等〈民間・私立含む〉)の新築または増築工事の実績について、平成27年9月1日以降に元請けとして竣工した実績を有し、証明することができること―など。担当は教育総務課(電話0743―63―1001)。
 「山の辺小・柳本小建替整備事業」の対象施設は、老朽化が進む天理市立山の辺小学校と柳本小学校であり、同敷地内における建替えを前提に、新たな教育環境の整備を行うもの。なお、学校単体の整備にとどまらず、地域の学びや交流を支える公民館機能も併設する計画も同時に行う。
 山の辺小学校と柳本小学校の校舎の一部は、築58年以上経過しており老朽化した建物及び設備を改築し、教育環境を改善する必要がある。また、各小学校校区に設置している公民館も同様に老朽化が進んでおり、近い将来改修や建替えを要する施設。これらの事情を鑑み、老朽化した校舎の改築を行う整備事業を実施する。併せて、小学校校舎内に公民館機能を併設することで公民館の老朽化対策に加え、公民館機能の強化や充実・活性化を図る。
 同事業は、公共施設の在り方について見直しを迫られる中、単なるハード整備にとどまらず柔軟な学びの空間づくりと、地域と共にある学校づくりを目指すもの。子どもたちに創造的な学習環境を提供することに加え、子どもや教職員、地域住民の一人一人にとって「楽しくかつ安心・安全な自分の居場所」となる開かれた空間の創出を意図する。また、限られた予算のなかで、従来の学校建設という常識に捉われない柔軟な発想で建て方を検討し、地域と共にある「みんなの学校」の建設を目指す。

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